...自然に会話がじめじめして来るのです...
梅崎春生 「ボロ家の春秋」
...じめじめした穴の中に...
海野十三 「もくねじ」
...土がじめじめとやわらかくなって...
江戸川乱歩 「仮面の恐怖王」
...じめじめと降る雨の音が聞えて来た...
田中貢太郎 「黄燈」
...ただでさえ入梅のじめじめする日に...
谷崎潤一郎 「細雪」
...じめじめした地下の闇(やみ)のなかに眠(ねむ)っているところを心に描(えが)いた...
ツルゲーネフ 神西清訳 「はつ恋」
...石で組んだ井筒には青苔(あおごけ)がじめじめしていた...
徳田秋声 「黴」
...その日も一日じめじめしていた...
徳田秋声 「黴」
...病院のなかはじめじめしていた...
徳田秋声 「黴」
...それがじめじめと内攻して...
豊島与志雄 「失われた半身」
...じめじめしていて...
直木三十五 「南国太平記」
...――そりゃそうと昨夜(ゆうべ)の女ね」小野さんの腋(わき)の下が何だかじめじめする...
夏目漱石 「虞美人草」
...いやにじめじめしているね...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...しかし何となく陰気に薄暗(うすぐら)くじめじめして...
萩原朔太郎 「小泉八雲の家庭生活」
...長屋の中は暗くじめじめしていた...
本庄陸男 「白い壁」
...だってこんなにじめじめして風もひどいんだもの...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...それから陰欝(じめじめ)した長雨が幾日も幾日も降り続くと...
室生犀星 「愛の詩集」
...あのじめじめとした悒鬱(ゆううつ)な梅雨が明けはなたれ...
蘭郁二郎 「鱗粉」
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