...この水のじくじくした沼の岸にたたずんでひとりでツルゲーネフの森の旅を考えた...
芥川龍之介 「日光小品」
...じくじくした赤土を残して...
芥川龍之介 「水の三日」
...私は長い一帯のじくじくした砂地を徒渉しなければならなかった...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...渣滓(おり)の滲み込んでいるじくじくした樽の破片にかじりついて...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...並みはずれに身長(たけ)の詰ったじくじくした体や色の蒼白い細面なども...
徳田秋声 「足迹」
...じくじくした時雨つづきの...
室生犀星 「笛と太鼓」
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