...今に見ていろ」警部は自暴自棄(じぼうじき)で...
海野十三 「崩れる鬼影」
...兇悪無残な持兇器(じきょうき)強盗なのだ...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...じっとのぞいていたこじき少年は...
江戸川乱歩 「サーカスの怪人」
...悲しい時には涙を流して泣いたが、又じきに直った...
高村光太郎 「智恵子の半生」
...その顔はじきに入口の格子戸(こうしど)の方へ現われた...
徳田秋声 「足迹」
...浅井は外へ出てもじきに帰って来た...
徳田秋声 「爛」
...信じきってらっしゃるんでしょう...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...誰が作ったということがじき問題になる...
夏目漱石 「無題」
...與之助とわかつたんです」「棧敷(さじき)を落したのは...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「もうじき、お母様も入らっしゃるでしょう...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...お婆さんに聞いた商人宿はじきわかった...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...些(ちい)とばかりお酒に酔うと直(じき)に親子の差合いもなくそんな事をお言いだものヲ」「ヘーヘー恐れ煎豆(いりまめ)はじけ豆ッ...
二葉亭四迷 「浮雲」
...その日になれば男女(なんにょ)の乞食(こじき)ども...
正岡子規 「墨汁一滴」
...時々は乞食坊主(こじきぼうず)の便利にも供せられたか知らぬが...
柳田国男 「年中行事覚書」
...わしが直々(じきじき)会おう...
吉川英治 「私本太平記」
...桟敷(さじき)の床に巨きなお体を横たえてしまわれた...
吉川英治 「私本太平記」
...乞食(こじき)にちかい六部(ろくぶ)と雲水(うんすい)...
吉川英治 「神州天馬侠」
...府官にあるまじき悪行を働き...
吉川英治 「平の将門」
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