...兵曹長の体にじかにあたっていました...
海野十三 「怪塔王」
...どうしたらじかにその人に見参できるだろうか?われわれはふたたび目ざめ...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...生前じかにその事は訊けなかったが...
富田常雄 「面」
...彼等の口からじかに聞いたたよりである...
夏目漱石 「思い出す事など」
...しかじかに感じたり...
夏目漱石 「草枕」
...島田がじかに比田の所へ持ち込んだんだからねえ」兄は暗(あん)に比田自身が先方へ出向いて話し合を付けなければ義理の悪いような事をいった...
夏目漱石 「道草」
...お前の病苦がじかに感じられて...
原民喜 「画集」
...こちらの胸にじかに迫るような不気味なところもあって...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...じかにあんたと口をきいた方が早いと思うんだが...
久生十蘭 「魔都」
...じかにあい子を、よく知らないあなたには、わからんと思います...
三好十郎 「冒した者」
...仙太 (徳利の口からじかにゴクゴク音を立てて飲む)ム...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...ものをじかに見たのである...
柳宗悦 「民藝四十年」
...ものをじかに見ることによって...
柳宗悦 「民藝四十年」
...弓矢奉行などがじかに呼びつけられる例は稀(まれ)なことなので...
山本周五郎 「日本婦道記」
...どうか油断なく頼みます」「花田さんも自重して下さい」万三郎は舳先からじかに...
山本周五郎 「風流太平記」
...もっとじかにしみいるもの...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...じかに胸へ突刺さるように聞えた...
山本周五郎 「柳橋物語」
...鼠色の着物を裾みじかに着て...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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