...温和(おとな)しいからあたし好きだわ」と朋輩にいう露子だったが...
海野十三 「火葬国風景」
...少し好色すぎたと思われる描写が処々に散見されたからである...
太宰治 「ろまん燈籠」
...雪子ちゃんは定めし好い返事をしないであろうが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...しかし好い塩梅(あんばい)に大事に至らなかったものの...
谷崎潤一郎 「途上」
...わたし好きですわ...
アントン・チェーホフ 神西清訳 「桜の園」
...「もし好かったら...
徳田秋声 「あらくれ」
...というような事情を少し好意的に解釈すれば...
戸坂潤 「現代科学教育論」
...然し好奇心の燃えて居る若い人達は...
永井荷風 「鴎外先生」
...江戸時代にありて普(あまね)く探墓の興を世の人に知らしめし好奇の士は...
永井荷風 「礫川※[#「彳+淌のつくり」、第3水準1-84-33]※[#「彳+羊」、第3水準1-84-32]記」
...どうしたのでございます」六助は話し好きです...
中里介山 「大菩薩峠」
...然(しか)し好きな事にばかり夢中になり易い...
夏目漱石 「『傳説の時代』序」
...もし好物であったなら...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...少し好人物らしい逞(たくま)しい男で...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...しかし好都合なことに...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...夫れとも折ふしは彼の話し好きの饒舌(おしやべり)のさわがしい人が居なくなつたで...
樋口一葉 「ゆく雲」
...伯母大長公主その女陳阿嬌を指(さ)し好否を問う...
南方熊楠 「十二支考」
...話し好きな人とみえます」「そうか...
吉川英治 「三国志」
...はなし好きな道三は...
吉川英治 「新書太閤記」
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