...私にはもう自分がむかし好んで会った人々の側にいることさえ出来なくなった...
モオパッサン 秋田滋訳 「ある自殺者の手記」
...好し好し、法皇の封傳(てがた)に劣らぬものぞとて、懷にをさめつ...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...大島さんは話し好きの合い口――清三にとってこの小学校はあまりいごこちの悪いほうではなかった...
田山花袋 「田舎教師」
...いわゆる「新し好き」は無批判無評価にただその新しさだけに飛びつくのである...
寺田寅彦 「猫の穴掘り」
...然し好奇心によって死にたくはない...
豊島与志雄 「反抗」
...私は少し好奇心を動かされた...
豊島与志雄 「林檎」
...定めし好きな人ができて一緒に暮しているんだろう...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...どうしたのでございます」六助は話し好きです...
中里介山 「大菩薩峠」
...彼(かれ)らもまた君に対し好意を懐くものであると...
新渡戸稲造 「自警録」
...あなたの新し好き(スノビスム)には困ってしまう...
久生十蘭 「キャラコさん」
...実を言うと少し好奇心が湧いて...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...私も少し好奇心が」ハロルドには魅惑のスペイン語が深紅(しんく)の唇から官能的に優しく響いた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「幽霊島」
...伯母大長公主その女陳阿嬌を指(さ)し好否を問う...
南方熊楠 「十二支考」
...「わたくし好い心持ちですわ...
シュニッツレル Arthur Schnitzler 森鴎外訳 「みれん」
...飯篠老人は話し好きのようであった...
山本周五郎 「似而非物語」
...まア少し好きなら...
横光利一 「旅愁」
...『――話し好きな年老(としより)でな...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...同じく熱烈ではあるがしかし好学心ではなくして芸術への愛を我々に吹き込むようなものであった...
和辻哲郎 「岡倉先生の思い出」
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