...然しながらルウテルとカルヴインが政治家と変じ貴族並びに群集精神に呼応し初むると同時に彼等は改革の本旨を危地に陥れた...
エンマ・ゴルドマン 伊藤野枝訳 「少数と多数」
...其の時は又一般の期望は開展せられ様々の痛ましき矛盾は調和せられ人道(ヒューマニティー)は現社会が未だその一歩をふみ出せしに過ぎない高峰に達し初むるであらう...
エレン・ケイ 伊藤野枝訳 「恋愛と道徳」
...愛し初むる心の大なる不思議な動きこそは...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...初子の日に蚕室を掃除し初むる行事が宮廷に及ぼして子の日の御宴に玉帚を賜うて一盃やらかしたもうに至ったので...
南方熊楠 「十二支考」
...蘆芽をいだし初む...
山本周五郎 「青べか日記」
...暑し、暑し、机の蔭(かげ)よりは小(ちひさ)く憎き吸血魔藪蚊(やぶか)こそ現れて、膝(ひざ)を、足を、刺し初む...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
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