...案外その家で君たちの來訪をしんから喜んでゐるものである...
太宰治 「お伽草紙」
...かたちの間抜けにしんから閉口して居ると...
太宰治 「狂言の神」
...しんから思うようになるんだ...
太宰治 「乞食学生」
...しんからそれ一つに期待をかけた...
太宰治 「親友交歓」
...としんから笠井さんは...
太宰治 「八十八夜」
...凡俗へのしんからの...
太宰治 「春の盗賊」
...柳甲李をしんから憎んだ...
豊島与志雄 「田園の幻」
...しんから酔っ払ってることはないが...
豊島与志雄 「白木蓮」
...でも、もう、ちょっと、気づかなんだら、仏さまになっとったかも知れんねえ」「よかったねえ」「ほんとに、よかったよ」チヱは、笑いながら、「おマンさんたら、しんから、猫好きね」「動物なら、なんでも、好きですのよ」「猫、何匹になった?」「八匹...
火野葦平 「花と龍」
...しんから底から岡村は落語というものが嫌いらしいことだった...
正岡容 「寄席」
...しんからお咎(とが)めになるでしょう――そなたの名はださず...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...」蟒はしんからじれつたさうに...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...本当に闘争するボルシェビックなプロレタリアートはしんからグロッスの漫画を好きになれなかった...
宮本百合子 「新たなプロレタリア文学」
...しんから叫ぶことのできるのは...
宮本百合子 「いまわれわれのしなければならないこと」
...そのことを、ひとも我も、しんから自覚し、たたかいにおいてさえも婦人の天真な美しさとつよさとを発揮してゆきたいと思う...
宮本百合子 「「女らしさ」とは」
...しんからいとしくて...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...しんからこみあげて来た...
若山牧水 「木枯紀行」
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