...しかしわたくしの魂(たましひ)も愛して下さるでございませうか? もし愛して下さらなければ...
芥川龍之介 「三つの指環」
...しかしわたしは無気味になり...
芥川龍之介 「夢」
...ボール紙にしわを寄せる仕事の話を持出したのである...
井上貞治郎 「私の履歴書」
...さきほどは不体裁なところをお目にかけまして申しわけありません」「おおスミス中尉か...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...顔にはしわなどをかき入れてうまく変装していますが...
江戸川乱歩 「おれは二十面相だ」
...にくむべきしわざにはちがいありませんが...
江戸川乱歩 「怪人二十面相」
...柏(かしわ)の葉を採りに紀伊の國においでになつた時に...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...老エフィゲニウスの嗄(しわが)れた声が...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...顔には皺(しわ)が出て...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「大ヴォローヂャと小ヴォローヂャ」
...年若(としわか)き貴公子(きこうし)パリス(下人(げにん)一人(にん)從(つ)いて)出(で)る...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...しかしわが親愛なるジョン公だけは...
寺田寅彦 「柿の種」
...柏(かしわ)の木クリストフはなおつっ立ってると充分に信ぜらるる...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...天ぷらにかしわと松茸の煮たのってふ風に脂こいものを出して呉れるが...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...八五土淵村の柏崎(かしわざき)にては両親とも正(まさ)しく日本人にして白子(しらこ)二人ある家あり...
柳田国男 「遠野物語」
...彫りつけたような深い皺(しわ)が二本...
山本周五郎 「新潮記」
...病気でもあるらしい嗄(しわ)がれてがさがさした声...
山本周五郎 「柳橋物語」
...ちょうど師走(しわす)二十日の夕方だった...
吉川英治 「私本太平記」
...「中堂延暦寺(えんりゃくじ)の衆判により申しわたす」と奉書でも読むような口調でいった...
吉川英治 「宮本武蔵」
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