...なにしろ物凄い土砂降りの最中で...
海野十三 「雷」
...そのほかたくさんの東洋的なしろ物がそなえられているが...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...何しろ物好きには違ひない...
種田山頭火 「行乞記」
...舞台に立つにしろ物を書くにしろ同じこと...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「かもめ」
...途方途轍もないしろ物なのだ……8『はっ...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...ただ人を馬鹿にしたしろ物なのだ...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...実にみじめな姿になるしろ物だが...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...むしろ物品であった...
夏目漱石 「道草」
...むしろ物すごい感じがする...
野口雨情 「大利根八十里を溯る」
...何しろ物を買ってばかりゐるから――宿から百円借りて...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...新らしいけれど値段さへ忘れてゐる程の最低価のしろ物だし...
牧野信一 「城ヶ島の春」
...その一部を私の壕舎の裏に放りすてて行つたしろ物...
宮地嘉六 「老残」
...わたしはむしろ物憂い嫌厭に似た気もちにさへなつた...
室生犀星 「故郷を辞す」
...法律裁判とは何とえたいのしれぬしろ物ぞや」なんて詮索ばかりしていて...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...むしろ物を言わない身振りというものはないのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...むしろ物事に関する自分の知識が言葉の意味を見出させた」とある...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...税関の監視や、水上署に捕まって、いくら舟を調べられたって、しろ物が、舟底から、水の中に沈みこんでいるのだから、分りゃしないやネ...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...むしろ物見の報告を...
吉川英治 「新書太閤記」
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