...二階の一室(ま)にぎつしり詰まつた時...
薄田泣菫 「茶話」
...朝の日ざしのもとの山なみにしりぞいた...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...がっしりとしたたくましい骨組や...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...はしりさっていくばかりではありません...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...見に行つてごらんなさい」「わたしはまずほかのことを見とどけておこう」ロックは歯ぎしりしながら言つた...
G・K・チェスタートン G. K. Chesterton 村崎敏郎訳 「ブラウン神父の醜聞」
...武男は無造作に白縮緬(しろちりめん)の兵児帯(へこおび)尻高(しりだか)に引き結び...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...みしりみしりと天井裏を誰かが歩くような...
豊島与志雄 「白日夢」
...此草鞋の紐はどうしてもぎつしり結んで置かねばならぬ...
長塚節 「佐渡が島」
...健三は仕方がないから尻(しり)を落付(おちつ)けてゆっくり腹の中に持って来た話を姉に切り出す気になった...
夏目漱石 「道草」
...香車の後(しり)へに走り...
蜷川新 「天皇」
...昼の入りがっしりと満員...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...びっしり鉄条網(てつじょうもう)のようにからみついてしまいましたから...
ペロー Perrault 楠山正雄訳 「眠る森のお姫さま」
...それは父のがっしりとした額を私にも思い出させた...
堀辰雄 「風立ちぬ」
...襖一枚の外にどっしりと...
室生犀星 「三階の家」
...それをしりぞけたではないか...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...柳原堤(やなぎわらどて)へいつも出るはしり物屋がある...
山本周五郎 「柳橋物語」
...子供達も人みしりをして馴(な)つかなかった...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...興奮してののしり騒ぐ人々のありさまも...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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