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伊藤左千夫 「紅葉」
...遂に六月二十二日北御番所のお白洲(しらす)にて役者海老蔵事(こと)身分を弁(わきま)えず奢侈僣上(しゃしせんじょう)の趣(おもむき)不届至極(ふとどきしごく)とあって...
永井荷風 「散柳窓夕栄」
...「言いわけはお白洲(しらす)でするんだ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...いづれお白洲(しらす)で白状するだらう...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...奉行所のお白洲(しらす)へは持出さなかったのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...このままお白洲(しらす)へ突き出してくれ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...まるで御白洲(おしらす)じゃありませんか...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お白洲(しらす)でするがよい...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...――川波勝弥が持出したのだろう」「それでお白洲(しらす)が通るでしょうか」「…………」林彦三郎はもういちど唇を噛みます...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...自殺と見せかけてお上の目を誤魔化(ごまか)した――それはいずれお白洲(しらす)で解ることだが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...そのお礼には」「そんなことはお白洲(しらす)で言えッ」平次は耳にも入れようとしません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...り組の磯吉とお銀を引合せたのか」平次はお白洲(しらす)の代官樣のやうに開き直りました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
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正岡子規 「すゞし」
...白洲(しらす)で...
吉川英治 「増長天王」
...白洲(しらす)を辞した...
吉川英治 「平の将門」
...大泥棒の澪(みお)が紐(ひも)だという事がお白洲(しらす)で知れたからで...
吉川英治 「春の雁」
...あっちまで来い」「あっちとは」「工事奉行のお白洲(しらす)」「おれを罪人扱いするのか」「だまって参るのだ」「役人...
吉川英治 「宮本武蔵」
...濡れた砂の上には網からあけられたしらすが笊(ざる)に四五杯置き竝べてあつた...
若山牧水 「鴉と正覺坊」
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