...二人が二人ながら見えすいた虚言(うそ)をよくもああしらじらしくいえたものだ...
有島武郎 「或る女」
...あんな素直(すなお)な殊勝げなふうをしていながらしらじらしくも姉を欺いている...
有島武郎 「或る女」
...しらじらしくも自分でさえ恥かしい程立派なことをいったり...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...しらじらしく真面目になるだけである...
太宰治 「緒方氏を殺した者」
...何を言つてもしらじらしく...
太宰治 「お伽草紙」
...ただしらじらしく...
太宰治 「女の決闘」
...しらじらしく、よそごとのみを興ありげに話すのだ...
太宰治 「虚構の春」
...世界ぢゆうの小説がにはかに退屈でしらじらしくなつて來るのだ...
太宰治 「ダス・ゲマイネ」
...私は私の過去に犯した大罪を、しらじらしく、小説に組みたてて行くほどの、まだそれほどの破廉恥漢ではない...
太宰治 「断崖の錯覚」
...もう起きて歯をみがかなければいけないという思いは、これは、しらじらしくて、かなしいものだ...
太宰治 「めくら草紙」
...五十一奸智にたけた富公は自分が疎(うと)んぜられるのをみるやしらじらしくも親しげに私のそばへよつてきていろいろと機嫌をとつたあげくおちやんを中傷するやうなことをいつて 自分もあの子とは遊ばないことにしたから君も決していつしよに遊ぶな といつたので...
中勘助 「銀の匙」
...和尚さんはよくもしらじらしく...
新美南吉 「百姓の足、坊さんの足」
...どうして」ピアノの上にしらじらしく立っている葡萄酒の瓶や...
久生十蘭 「黄泉から」
...或は何事も大呑込に呑込んでしらじらしく彼に喰ひ入つて行くか...
平出修 「瘢痕」
...彼女はわざとしらじらしく...
平出修 「夜烏」
...私はしだいにつまらなくなり、しらじらしく、腹を立てている自分に気づいた...
山川方夫 「愛のごとく」
...しらじらしく乾いた笑いである...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...しらじらしくいうわね! あなた...
吉川英治 「新・水滸伝」
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