...「ほかにしようがないのです...
アンデルセン 楠山正雄訳 「影」
...どうもしようがない...
石川欣一 「可愛い山」
...それでは不安でしようがないというかもしれぬが...
伊丹万作 「映画界手近の問題」
...「しようがないなア...
海野十三 「恐怖の口笛」
...どうにも挨拶のしようがないんだ...
薄田泣菫 「独楽園」
...何だか嬉(うれ)しくてしようがない...
相馬泰三 「六月」
...立派な物ができるじゃないか」「この間から日が永(なが)くッてしようがないのですから...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...嬉しくってしようがないわ! ときに...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...人が相手にしなくっちゃしようがない」「近頃は少しどうかしているんじゃないかと思います」「何とも云えませんね...
夏目漱石 「野分」
...身体がへんにピクピクしてしようがない...
久生十蘭 「だいこん」
...しようがないことね」「いいじゃアないか...
広津柳浪 「今戸心中」
...彼は何物かに自分が引(ひ)き摺(ず)られて行くのをもうどうにもしようがないような心もちで...
堀辰雄 「菜穂子」
...撲(なぐ)るよりほかに手の施しようがないのだ...
室生犀星 「野に臥す者」
...この指さきが痛んでしようがないんですよ...
矢田津世子 「神楽坂」
...心ぼそくってしようがないんですから...
山本周五郎 「おばな沢」
...その人形の一つ一つが生きたジョージ・クレイに見えてしようがないんです...
夢野久作 「暗黒公使」
...また楠木方に何百倍する大兵もこの隘地では活かしようがない...
吉川英治 「私本太平記」
...値引きするしかしようがないじゃないか...
吉川英治 「新・水滸伝」
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