...私はこの階下のレストランへはしょっちゅう出入(でいり)していまして...
江戸川乱歩 「赤い部屋」
...しょっちゅう呼ばれてた様ですの」「泊って行ったことなんかは」「それは一度もないんですって...
江戸川乱歩 「湖畔亭事件」
...しょっちゅう出し入れするために...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...そうしょっちゅう一緒に遊んでいたというのではありませんが...
橘外男 「棚田裁判長の怪死」
...しょっちゅう周のせわになっていた...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「成仙」
...「しょっちゅう人のことを噫(ああ)だとか嗟(おお)だとか噂ばかりしているんだ...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...あんな物がいつまでも残っていてしょっちゅう眼についているとかえっていろいろなことを想(おも)い起していけないから」と...
近松秋江 「うつり香」
...しょっちゅう縊ろうとしているのよ...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...そこで、この両室の空気がいやに変なものになってしまったのを、竜之助は眼が悪いから見て取るわけにはいくまいが、お雪ちゃんという子が、そのままはいられないからとりつくろう気になって、「上方(かみがた)の方では、しょっちゅう、いくさばかりしているんですってね」と言いますと、「しょっちゅうというほどでもありませんがね」と北原が答えました...
中里介山 「大菩薩峠」
...「自家(うち)でしょっちゅう聞いていたから話せるのよ...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...しょっちゅう父のところへきたのです...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...しょっちゅう町の埃をかぶるので...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...しょっちゅうお客のあるのは当たり前なんだから」私は何でもなしに言ったのだけれど...
平林初之輔 「アパートの殺人」
...しょっちゅう春子さんの事は考えちゃいたんでやしょうが...
三好十郎 「樹氷」
...しょっちゅう書かなくとも平常から余裕をつけてあるから書かなくとも平気です...
室生犀星 「或る少女の死まで」
...しょっちゅうそわそわと...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...しょっちゅう口げんかをしては...
セルマ・ラーゲルレーヴ Selma Lagerlof 矢崎源九郎訳 「ニールスのふしぎな旅」
...しょっちゅう何かを待ち構えている様子でしたが...
レスコーフ Nikolai Semyonovich Leskov 神西清訳 「かもじの美術家」
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