...それは捜査課長に馴染(なじみ)の深い探偵小説家を名乗る戸浪三四郎の憔悴(しょうすい)した姿だった...
海野十三 「省線電車の射撃手」
...すっかり憔悴(しょうすい)した顔に...
海野十三 「地球発狂事件」
...日一日と憔悴(しょうすい)して行く様子を...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...肉体の憔悴(しょうすい)は彼と大差なかったが...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...魂の輝きを浮かべてる憔悴(しょうすい)したその顔...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...いよいよもって憔悴(しょうすい)した源右衛門とむかいあって坐っているのが...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...あの方は驚くほど憔悴(しょうすい)なすっていられるように見えた...
堀辰雄 「楡の家」
...憔悴(しょうすい)して震えていたけど...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...その後曹操が十歳で水(しょうすい)に浴して蛟を撃ち退け...
南方熊楠 「十二支考」
...身も心も憔悴(しょうすい)し疲れて...
山本周五郎 「おれの女房」
...新八の憔悴(しょうすい)した姿が...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...あまりに憔悴(しょうすい)して...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...思わずそむきたくなるほど悄衰(しょうすい)した姿であった...
山本周五郎 「柳橋物語」
...その焦瘁(しょうすい)疲労の状は見るも気の毒な位であった...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...ただの憔悴(しょうすい)ともみえなかった...
吉川英治 「私本太平記」
...いまや三軍の将帥(しょうすい)としての決戦を期すと共に...
吉川英治 「私本太平記」
...心もち憔忰(しょうすい)して...
吉川英治 「夏虫行燈」
...その余りに憔悴(しょうすい)した容貌に押されて...
蘭郁二郎 「蝕眠譜」
便利!手書き漢字入力検索