...汽車が通って石炭臭い処に蠢々(しゅんしゅん)していないで...
高頭仁兵衛 「平ヶ岳登攀記」
...事務所の方にはいつもサモヴァルがしゅんしゅんいっていて...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「可愛い女」
...その卓子のうえにはすでに家庭用の大きなサモヴァルがしゅんしゅん沸いて...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...蠢々(しゅんしゅん)として御玉杓子(おたまじゃくし)のごとく動いていたものは突然とこの底のない坑(あな)のうちに落ちて...
夏目漱石 「趣味の遺伝」
...湯がしゅんしゅんとわく...
林芙美子 「新版 放浪記」
...しゅんしゅんと沸きたっているあられの鉄瓶(てつびん)を取って茶を淹(い)れた...
林芙美子 「晩菊」
...そるけんで陳は悄々(しゅんしゅん)帰って行きました...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...病躯蠢々(しゅんしゅん)命...
正岡子規 「病牀譫語」
...闇々たる石窟に蠢々(しゅんしゅん)として動き...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
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