...葉子は貞世を抱いたまましゃんと胸をそらして目の前の壁のほうに顔を向けていた...
有島武郎 「或る女」
...がしゃんと大きな音...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...そしてばしゃんと音がして...
海野十三 「怪星ガン」
...かえってなまった肉体がしゃんと立ち直った...
高見順 「いやな感じ」
...この郡内で、しゃんとした、頭のある人間といったら、君と僕と、たった二人しきゃいなかったものだ...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「ワーニャ伯父さん」
...しゃんとした歌を教えるのも必要だからな...
壺井栄 「二十四の瞳」
...首筋のしゃんとした...
豊島与志雄 「表現論随筆」
...」ロッティはいきなりしゃんと坐って...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...背筋がしゃんと伸び...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「玉手箱」
...やれば身体がしゃんとなる...
ルイザ・メイ・オルコット L. M. Alcott 水谷まさる訳 「若草物語」
...若い艦隊長もしゃんと立ったままうごきません...
宮沢賢治 「烏の北斗七星」
...事務的にしゃんとしないこととかをもそのうちに数えられているわけですが...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...ぺしゃんとあなたの前に座りたい...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...子供がなかなかしゃんとゆきませんね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...この頃は自分の心もしゃんと自分の中にあり...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...しゃんとした尼姿で上品ではあるが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...気持をしゃんとさせるものだそうだ...
山本周五郎 「日本婦道記」
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