...しかし笑いがしゃっくりのように発作的にこみあげて来るのだ...
梅崎春生 「蜆」
...今や博士は大きな逆吃(しゃっくり)をたて始めた...
海野十三 「共軛回転弾」
...とつぜん大きなしゃっくりをはじめ...
海野十三 「爆薬の花籠」
...ずいぶん猛烈のしゃっくりの発作に襲われた...
太宰治 「春の盗賊」
...だから、人は、しゃっくりでは、なかなか死なない...
太宰治 「春の盗賊」
...しゃっくりは、それが、おさまったとたんに、けろりとするものである...
太宰治 「春の盗賊」
...厄逆(しゃっくり)の症になると...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「封三娘」
...ときどき吃逆(しゃっくり)がまじって...
モーリス・ルヴェル Maurice Level 田中早苗訳 「麻酔剤」
...駅次馬の首にさがってる鈴のたばが拍子をとってしゃっくりをするように鳴るのを...
ユゴー・ヴィクトル Hugo Victor 豊島与志雄訳 「死刑囚最後の日」
...ひえっというひどいしゃっくりの音(おと)がきこえて来(き)ました...
新美南吉 「牛をつないだ椿の木」
...しゃっくりをしていました...
新美南吉 「牛をつないだ椿の木」
...老衰と病気で近頃はしゃっくりを止める禁呪(まじない)にもならず...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...時々はしゃっくりをして居ります...
野村胡堂 「芳年写生帖」
...頻繁(ひんぱん)に心理的なしゃっくりになやまされる...
林芙美子 「新版 放浪記」
...しゃっくりをしながら朝まで生残っていて...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...」こう言った途端に吃逆(しゃっくり)が一つ出たので...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...第二百二十三吃逆(しゃっくり)の薬お登和嬢が心配すると同様に中川もまた窃(ひそか)に胸を痛めぬ...
村井弦斎 「食道楽」
...それからしゃっくりのように...
吉川英治 「宮本武蔵」
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