...しかしその罪を悔い改める事によって等しく選ばれた神の僕(しもべ)となりうるのです...
有島武郎 「或る女」
...僕(しもべ)も夥(おびただ)しくあり」というほどの富の程度であった...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...下僕(しもべ)や...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六号室」
...荻原の僕(しもべ)は肝(きも)を潰(つぶ)して逃げ帰り...
田中貢太郎 「牡丹燈籠 牡丹燈記」
...私はあなた方と同じく正義のしもべだと信じております...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...これは何かと僕(しもべ)に問へば咳嗽(せき)のばばさまとて...
永井荷風 「礫川※[#「彳+淌のつくり」、第3水準1-84-33]※[#「彳+羊」、第3水準1-84-32]記」
...しもべの指さす方を見ました...
新美南吉 「鳥右ヱ門諸国をめぐる」
...人に迷惑ばかりかけて来ました……鳥右ヱ門としもべは...
新美南吉 「鳥右ヱ門諸国をめぐる」
...此処には仁兵衛という水兵上りの下僕(しもべ)がねて居たのでした...
浜尾四郎 「彼が殺したか」
...もう助かりそうにもないように見えた……枕元のサイド・テーブルに下部(しもべ)鉱泉の瓶とコップが載っている……私がロッジに来る前に...
久生十蘭 「肌色の月」
...きみの罪を防ぐために神が使わされたしもべだ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...箒木(ほうき)を取っている下僕(しもべ)のように...
三上於兎吉 「艶容万年若衆」
...ただ人間の忠実なる僕(しもべ)であるかぎりは...
柳宗悦 「工藝の道」
...主より派手に着飾ろうとする僕(しもべ)があろうか...
柳宗悦 「民藝四十年」
...次郎という山猿のような下僕(しもべ)の少年と...
吉川英治 「江戸三国志」
...せがれが下部(しもべ)の者から聞いたところによると...
吉川英治 「私本太平記」
...わずかながら下僕(しもべ)働きしていた縁故などもござりまして」「むむ...
吉川英治 「新書太閤記」
...下僕(しもべ)の端にまで...
吉川英治 「新・水滸伝」
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