...弥三右衛門の下座(しもざ)には...
芥川龍之介 「報恩記」
...帆村はひとり離れて下座(しもざ)にいた...
海野十三 「西湖の屍人」
...下様(しもざま)な雑人(ぞうにん)だと見えて...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...そんな下様(しもざま)の子供達と一緒に遊ぶものぢやありません...
薄田泣菫 「茶話」
...すこしもざんねんとはおもわないね...
高山毅 「福沢諭吉」
...あゝ云う高貴なお方には却ってしもざまのはやりうたのようなものがお耳あたらしいのでござりましょう...
谷崎潤一郎 「盲目物語」
...おじさんから下座(しもざ)の方へならんで洋一とフミエ...
壺井栄 「柿の木のある家」
...奥まった下座敷(しもざしき)の四畳半に案内した...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...「これは皆様」と言って幸内は遥(はる)かの下座(しもざ)から平伏しました...
中里介山 「大菩薩峠」
...長崎屋の下座(しもざ)にいるのが...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...下座(しもざ)に並んで腹を切って見せた...
久生十蘭 「ボニン島物語」
...ミラア先生は私の坐つた食卓の下座(しもざ)に就いた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...しもざまの者は確かでないこともほんとうらしく話にいたすものですが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...是が炉辺(ろばた)の下座(しもざ)を意味する木尻(きじり)と混合して...
柳田国男 「木綿以前の事」
...下座(しもざ)・下郎座または木尻(きじり)である...
柳田国男 「雪国の春」
...下情(しもざま)のことに通じぬ人とすれば無理はないが...
吉川英治 「剣難女難」
...下座(しもざ)についたのは...
吉川英治 「私本太平記」
...下坐(しもざ)について...
吉川英治 「新書太閤記」
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