...弥三右衛門の下座(しもざ)には...
芥川龍之介 「報恩記」
...帆村はひとり離れて下座(しもざ)にいた...
海野十三 「西湖の屍人」
...下様(しもざま)な雑人(ぞうにん)だと見えて...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...子供と狂人(きちがひ)6・14(夕)故人ルウズヴエルトの沢山(どつさり)ある子供の一人が――誰だつたか名前は一寸思ひ出せないが――幼い頃公園の木(こ)かげで下様(しもざま)の身なりの汚い子供達と一緒に遊んでゐた事があつた...
薄田泣菫 「茶話」
...そんな下様(しもざま)の子供達と一緒に遊ぶものぢやありません...
薄田泣菫 「茶話」
...下様(しもざま)の子供だなんて...
薄田泣菫 「茶話」
...おじさんから下座(しもざ)の方へならんで洋一とフミエ...
壺井栄 「柿の木のある家」
...奥まった下座敷(しもざしき)の四畳半に案内した...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...「これは皆様」と言って幸内は遥(はる)かの下座(しもざ)から平伏しました...
中里介山 「大菩薩峠」
...子母沢寛(しもざわかん)氏『新撰組始末記』...
服部之総 「新撰組」
...長崎屋の下座(しもざ)にいるのが...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...下座(しもざ)に並んで腹を切って見せた...
久生十蘭 「ボニン島物語」
...しもざまの者は確かでないこともほんとうらしく話にいたすものですが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...是が炉辺(ろばた)の下座(しもざ)を意味する木尻(きじり)と混合して...
柳田国男 「木綿以前の事」
...下座(しもざ)・下郎座または木尻(きじり)である...
柳田国男 「雪国の春」
...下情(しもざま)のことに通じぬ人とすれば無理はないが...
吉川英治 「剣難女難」
...下座(しもざ)についたのは...
吉川英治 「私本太平記」
...下坐(しもざ)について...
吉川英治 「新書太閤記」
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