...吉弥はしまりなくにこつき出して...
岩野泡鳴 「耽溺」
...ひきしまりました...
江戸川乱歩 「奇面城の秘密」
...窓は内部からしまりができていたし...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...警官(けいくわん)を出張(しゆつちやう)さして嚴(げん)に取締(とりしまり)を付(つ)けたのであるが...
江見水蔭 「探檢實記 地中の秘密」
...この映画の編集ぶりは少ししまりがないようである...
寺田寅彦 「映画雑感(3[#「3」はローマ数字、1-13-23])」
...裏口にしまりをして...
豊島与志雄 「紫の壜」
...彼の薄い唇にしまりのないことを気付いた...
豊島与志雄 「林檎」
...男女おのおのその所を得て生活がひきしまり...
永井隆 「この子を残して」
...すっかり締めきりだ」「廊下のしまりの方もお頼み致しますよ」「よしきた」すべて抜かりなく締めきってしまって...
中里介山 「大菩薩峠」
...彼はしまりもなくゲラゲラと笑い出した...
中島敦 「妖氛録」
...次が生徒取締(とりしまり)の件...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...二階の雨戸には締(しまり)がなかつた...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...ふわふわしてしまりがなく...
萩原朔太郎 「青猫」
...どういう風に作者がしまりをつけるかと多大の期待をもって毎月次の号をまっています...
平林初之輔 「愛読作家についての断片」
...しまりのない口もとを仰山に歪めながら「なにしろお照さんの威光は大したもんだなア! ハツハツハ...
牧野信一 「妄想患者」
...明清(みんしん)に至り大(おおい)にしまりたる傾きあり...
正岡子規 「俳諧大要」
...しまりのない声で石山が呼んだ...
宮嶋資夫 「恨なき殺人」
...彼の相貌はひきしまり...
山本周五郎 「泥棒と若殿」
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