...窮屈な茶室にしびれを切らせながら...
岡倉由三郎 「茶の本」
...しびれた手さきや手首を揉んでも掻いてもなかなか直らない...
寺田寅彦 「猫の穴掘り」
...頭の一部がしびれて...
豊島与志雄 「春」
...鎖でしばられた手足のしびれが取れていないともいえるのである...
中井正一 「美学入門」
...湯本君がしびれを切らして...
中谷宇吉郎 「寺田寅彦の追想」
...足のうらがしびれているのが...
新美南吉 「川」
...もう電池でしびれさせる立場にはありませんな...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...紳士の腕は完全にしびれてしまつて...
牧野信一 「読書と生活」
...足が急にしびれて...
松永延造 「職工と微笑」
...戸塚のおばあさんのお見舞に行ったらばね、おばあさんの方は、小さい溢血だったそうで舌ももつれず、手足もしびれず、ちょこなんと床の上に坐っていて、旦那さんが肺炎のなりかけで熱出して、胸ひやしてフーフー云って臥て居りました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...胸がしびれていた...
山川方夫 「その一年」
...しびれるような短い戦慄で彼に報じられる...
山川方夫 「予感」
...足にしびれを切らしていた高麗村(こまむら)の次郎が...
吉川英治 「江戸三国志」
...足のしびれをも忘れていた...
吉川英治 「私本太平記」
...身子已是酥麻了(みはしびれわたる)」といったような文字がよく見られる...
吉川英治 「新・水滸伝」
...「お十夜はどうした?」つまらぬ暇つぶしにしびれをきらして...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...待ちしびれを切らして...
吉川英治 「宮本武蔵」
...手のしびれに離してしまったものらしく...
吉川英治 「宮本武蔵」
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