...牧師の細君と怪しい関係を結んでるさうだとか...
石川啄木 「病院の窓」
...いや、それだけではありません、帆村探偵が声をかけたときの、あのへどもどした返事のしかたは、どうも怪しい...
海野十三 「怪塔王」
...すると怪しい客の全身が...
海野十三 「金属人間」
...怪しいなと思召(おぼしめ)したらなお一層近づけるのでございますよ...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「機密の魅惑」
...それの怪しいもの...
高村光太郎 「触覚の世界」
...彼はその怪しい男がブラ・ダスと……(名前は忘れたがエスクーブロンであったと思う)との間を歩いているのに出会った...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...懺悔(ざんげ)した後のタルテュフ(訳者注 モリエールの戯曲「タルテュフ」の主人公で偽善者の典型)のように何となく怪しい臭気を放っている...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...一番怪しい鬼の面は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...昔思ひを掛けたのが怪しいと言へば...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...――やはりあのベタベタした妾が怪しいんじゃありませんか...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...あの鉄童が怪しいじゃないか...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お松も怪しい――」「やり切れねエなア...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...いきなり抱き付くやうにして後ろから刺(さ)したんだらう」「すると?」「一番怪しいのは矢張り半助だ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...あの家は最初から怪しいとは思つた...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...二人の浪人者が怪しいと言ふんで...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...怪しい陰影(かげ)が彼の顏をよぎつたゞけだつた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...怪しいと云うから怪しいんだと……何だかわからなくなった...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...怪しい男が」すぐ一同の神経は戦(そよ)ぎあって...
吉川英治 「私本太平記」
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