...怪しい咳(しわぶき)の声がするや否や...
芥川龍之介 「邪宗門」
...怪しい客にたずねた...
海野十三 「金属人間」
...怪しいことをいいふらしてゆく背広男!「おお...
海野十三 「空襲警報」
...怪しい影の後から図書室へ飛びこんだ...
海野十三 「四次元漂流」
...きっと怪しい奴が来ているなと思った...
田中貢太郎 「狐の手帳」
...光子さんと私とが怪しいいいますねん...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...「あれは怪しいものではない...
中里介山 「大菩薩峠」
...必ず娘に留守番をさせました」「お前が一番怪しいと思うのは誰だい」「ヘエ――」「遠慮なく言うがいい」「壁へ穴をあけて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...見す/\怪しい野郎を放つて置くんで」「馬鹿ツ」「へエ」「何んと言ふ口の利きやうだ」平次の叱咤は峻烈(しゆんれつ)を極めました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...俺もお辰が怪しいと思つたよ」「――」「房松は良い男だ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...差向き怪しいのが五人」「その五人の樣子を...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...怪しい陰影(かげ)が彼の顏をよぎつたゞけだつた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...そこにいること自体がそもそも怪しい...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...怪しい話ながら動物崇拝など大抵こんな事で...
南方熊楠 「十二支考」
...どんなに大ざっぱで可怪しい工合に見えることでしょう...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...そこにもここにも怪しい男女が蠢(うご)めいていた...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...怪しいものだと思った...
横光利一 「旅愁」
...怪しい風態(ふうてい)じゃないか...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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