...彼らの用心はしばしば不必要な程度まで行われたようである...
フレデリック・アークム Fredrick Accum 水上茂樹訳 「食品の混ぜ物処理および調理の毒物(1820)」
...この点の相違は甚だ著しいものであるにかかわらずしばしば一般に観過されているのである...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...メスの如く鋭敏な感受性と豊富な想像力を以てしばしば私を驚かした...
大阪圭吉 「デパートの絞刑吏」
...問屋からしばしばやって来るお菓子職人と遊んで...
太宰治 「火の鳥」
...あるいはしばしば曖昧(あいまい)卑猥(ひわい)な情景にたいして...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...しばしば憂鬱なる裏町の光景を組織する...
永井荷風 「日和下駄」
...もってしばしば喧嘩(けんか)を仲裁したという...
新渡戸稲造 「自警録」
...或は争端を起すも不可測との新聞を屡々(しばしば)検せり...
服部之総 「黒田清隆の方針」
...しばしば夜分に家までついてくることさえあった...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...自分の経験をそのまま客観的に写さなければならぬといふ事も前にしばしば論じた事がある...
正岡子規 「病牀六尺」
...そして名誉心は最もしばしば傲慢(ごうまん)である...
三木清 「人生論ノート」
...古ギリシアローマの学者またユダヤの学僧いずれも兎を両性を兼ねたものとしてしばしばこれを淫穢(いんえ)不浄の標識とした(ブラウン『俗説弁惑(プセウドドキシヤ・エピデミカ)』三巻十七章)...
南方熊楠 「十二支考」
...いろんな歴史の波の間に屡(しばしば)生じましょうね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...数(しばしば)諫(いさ)めて数(しばしば)聴(き)かれた...
森鴎外 「渋江抽斎」
...面頬(めんぼお)も胴(どう)も籠手(こて)もしばしば見とれるほどの技を示します...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...いずれにしても焼畑のしばしば行われ...
柳田國男 「地名の研究」
...しばしば突破口を作って...
吉川英治 「私本太平記」
...しばしば人に見つからぬように船の中に隠れていなくてはならなかった...
和辻哲郎 「鎖国」
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