...彼は實にしばしば服裝をかへて...
太宰治 「ダス・ゲマイネ」
...こんな気分の時にはここの書棚を物色する事がしばしばある...
寺田寅彦 「丸善と三越」
...そして僕自身も戯曲を書いて見たい気持はしばしば起ったんですけれど...
豊島与志雄 「戯曲を書く私の心持」
...しばしば耳にしたりまた自分でも笑いながら話したりしたが...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...アンナは彼の演奏中にしばしばなすとおり...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...妹のあのしばしばの涙はそこから来るのであろう...
豊島与志雄 「渡舟場」
...これはしばしば見られる現象である...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...しばしば人をして長大息(ちょうたいそく)を漏らさしむるが故である...
永井荷風 「十日の菊」
...しばしば注意されるにもかかわらず...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...下二句の内を字余りにする事しばしば有之...
正岡子規 「歌よみに与ふる書」
...その従妹の家に泊っていたあいだに私はしばしば...
水野葉舟 「遠野へ」
...直接のお文(ふみ)がしばしば八の宮へ行くことになった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...最もしばしば彼らに一番根拠の乏しく見える決心を取らせ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...しばしば最も芸術的な作品に負けないほどの気のきいた作品を生れさせた...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...きわめてしばしばまたおおびらに...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...その読書係りの目がわるくてしばしばつかえるのを...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...手仕事にはしばしば誇りが伴いました...
柳宗悦 「益子の絵土瓶」
...それをみつけて捕るのだから、字義どおり「拾う」のであって、私もしばしば、鮭(さけ)くらいの大きさの鱸を、肩にひっかけて帰る労務者を見かけたことがあった...
山本周五郎 「青べか物語」
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