...猟犬は霎時(しばし)ありて...
巌谷小波 「こがね丸」
...それがしばしば成功したのであった...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...この革のジャンパーは板倉がアメリカ時代にしばしば着ていたものだそうであるが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...石村はしばしば本国に往来していて...
豊島与志雄 「擬体」
...小野田さんはしばし空を見上げた...
豊島与志雄 「牛乳と馬」
...特にツーロン徒刑場をしばしば脱走した経験から彼は...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...不忍(しのばず)の池(いけ)に泛(うか)ぶ弁天堂とその前の石橋(いしばし)とは...
永井荷風 「日和下駄」
...余は夜半(よなか)にしばしば看護婦から平野水を洋盃(コップ)に注(つ)いで貰って...
夏目漱石 「思い出す事など」
...舌はしばしの間(ま)に暗い中に消える...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...――隱居が孫の巾着に金の隱場所(かくしばしよ)を書いた物を入れて置いたのを知つて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...しばしば読者の側から反対に受け取られる...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...それでしばしば廷丁の追いつくのを待ったが...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...そしてそれをしばしば手にすることもあつた學者達はそんな目(まな)ざしには少しも氣づかなかつたので...
堀辰雄 「七つの手紙」
...そして名譽心は最もしばしば傲慢である...
三木清 「人生論ノート」
...モンテーニュは自己のうちにもしばしば認めているけれど...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...私はしばしばあのときのことを考えるようになりました」老人は鍋に蓋をし...
山本周五郎 「橋の下」
...しばしその崇厳(すうごん)な光に溶かされていた...
吉川英治 「源頼朝」
...葉の光りのあまりの美しさに恍惚としてわたくしたちはしばしば立ち止まつた...
吉田絃二郎 「八月の霧島」
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