...屡々(しばしば)自分の頂戴(ちょうだい)する新理智派(しんりちは)と云い...
芥川龍之介 「羅生門の後に」
...部分的にはなかなか見事であると思われるオヴィドの叙述の見本を少しばかり...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...余の思想ならびに行蹟(こうせき)においてしばしばかの基督教先達者...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...それからしばらくして...
海野十三 「恐竜島」
...家の中でしばられていた...
江戸川乱歩 「怪奇四十面相」
...しばらくすると、ウーウーというサイレンのおとがして、しょうぼうじどうしゃが、山へのぼってきました...
江戸川乱歩 「かいじん二十めんそう」
...しかしそれはしばらくおいて...
寺田寅彦 「笑い」
...しばらく額を集めて協議していたが...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...養育費にはまったく手を焼きます……」巡査の立ち去った後もなおしばらく...
ニコライ・ゴーゴリ 平井肇訳 「鼻」
...まあ考えてもごらんなさい! 少しばかりの川鱒と卵と馬鈴薯とホットケイキとコーヒー一杯とに対して...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...こうして手綱でしばっておくに忍びない気がして来ました...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...かれもしばらくじっとしたが...
室生犀星 「幻影の都市」
...実際においてはしばしば『随想録』の各所に矛盾撞着する言葉を洩らしているのはなぜであろうか...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...でも、必死になって、七人の賊を相手に、ややしばらくは、一命をささえていたが、そのうちに、槍を打落され、よろめいて倒れたところを、李朱氾に馬のりに組み敷かれて、李の大剣は、ついに、彼の胸いたに突きつけられた...
吉川英治 「三国志」
...しばらくこの裾野(すその)にかくれて呂宋兵衛(るそんべえ)が山をでる日を...
吉川英治 「神州天馬侠」
...彼は、小川へ向って、尿(いばり)をしながら、しばらく悠々と、附近の様子を見とどけ、さてと、おもむろに懐中(ふところ)から廻文を取り出して読んでみると――こよい、戌(いぬ)の下刻(げこく)風...
吉川英治 「新書太閤記」
...「あれっ……?」としばし...
吉川英治 「新書太閤記」
...腰をついたきりしばらく立てなかった...
吉川英治 「宮本武蔵」
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