...その頃から私とは段々疎遠となって余り往来しなくなったゆえ...
内田魯庵 「斎藤緑雨」
...もう遊園地にいる気もしなくなって...
梅崎春生 「狂い凧」
...まあ寝ているがいい」それ切り声はしなくなった...
江戸川乱歩 「一寸法師」
...もはや人生から何も期待しなくなると...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...宋以後はしなくなりまして...
内藤湖南 「近代支那の文化生活」
...つい聞くのをいさぎよしとしなくなった...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...だらしなくなっていた...
林芙美子 「河沙魚」
...その爪の音はしなくなつた...
堀辰雄 「旅の繪」
...またかともうだれも真面目に相手にしなくなっている...
牧逸馬 「女肉を料理する男」
...それで称び慣れても私自身も周囲の者もヒヤヒヤしなくなる頃となつて...
牧野信一 「ゾイラス」
...そうすれば彼れの歩行距離はついには筋肉に依存して精神には依存しなくなるであろう...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...世の中には醜惡そのもの以外に存在しなくなつた...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...しかし私はその日から父の金箪笥に手をふれることをしなくなった...
室生犀星 「性に眼覚める頃」
...五六十日も経つともう誰もその話をしなくなり...
山本周五郎 「青べか物語」
...きょうの後場(ごば)の大阪電話はこの調子だと来ないかも知れません」と云っても叔父は以前のように「千里眼だ」なぞ云って冷笑しなくなった...
夢野久作 「鉄鎚」
...お前の家(うち)に足踏みをしなくなったことも俺はチャンと知っている...
夢野久作 「継子」
...返事をしなくなった...
吉川英治 「梅※[#「風にょう+思」、第4水準2-92-36]の杖」
...その基金の状態に比例しなくなるであろう...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??