...一家をやしなうぐらい...
アンデルセン 楠山正雄訳 「影」
...樹液(じゅえき)をうしなった枝はしなうばかりで...
梅崎春生 「幻化」
...気をうしなうほどの驚きにうたれました...
江戸川乱歩 「黄金豹」
...三人をやしなうのに...
鈴木三重吉 「ぶくぶく長々火の目小僧」
...「かれらは神のみめぐみによって大地がかれらをやしなうべきパンをつくり出すまでは家をつくらなかった...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...そのため機が平衡(バランス)をうしなうようなことは断じてありません...
谷譲次 「踊る地平線」
...病気のお父さんもわが家の港に病気をやしなうことができず...
壺井栄 「二十四の瞳」
...それでもルーシィより先に自分が死んでしなうんじゃないかと思えたくらいで...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...どれにもみなしなうほど見物人が乗っていた...
ユゴー・ヴィクトル Hugo Victor 豊島与志雄訳 「死刑囚最後の日」
...子供をやしなうのにもかえって多くの力がいるにもかかわらず...
羽仁もと子 「親子の愛の完成」
...鼻先の亭主を見うしなう...
本庄陸男 「とも喰い」
...このわたりはさておけよかめりとおのがいふところどころをもゆるしなう...
正岡子規 「曙覧の歌」
...何か、おかしなうちだ...
三好十郎 「地熱」
...何事よりも先に自分を愛し自分をやしなう...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...肉体の感覚はその働きをうしなう...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...まずのんびり精気をやしなうことだ...
山本周五郎 「いさましい話」
...……靖献遺言がまことに義烈の精神をやしなう書であるなら...
山本周五郎 「菊屋敷」
...十余人という子供をやしなうには...
山本周五郎 「ちいさこべ」
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