...しどけない姿である...
高見順 「如何なる星の下に」
...しどけない坐り方をしながら...
豊島与志雄 「幻の彼方」
...しどけない寝巻姿で...
中里介山 「大菩薩峠」
...自分のしどけない姿を顧みる暇もなく...
中里介山 「大菩薩峠」
...寝まき姿のしどけない風(なり)をして...
中里介山 「大菩薩峠」
...あのしどけない姿は...
中里介山 「大菩薩峠」
...大縞の浴衣を着たしどけない姿で肩が挂蒲団から脱け出して居た...
長塚節 「隣室の客」
...その時のしどけない姿が空想された...
林芙美子 「瀑布」
...手振りでその男のしどけない身なりを指さした...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...しどけないふうな女を...
久生十蘭 「肌色の月」
...しどけない寝衣姿(ねまきすがた)で...
二葉亭四迷 「平凡」
...格闘でも演じた者のやうにしどけない姿の父を眺めて...
牧野信一 「競馬の日」
...夫のしどけない身なりを...
牧野信一 「蝉」
...春信ゑがくお小姓のやうなしどけない寝姿が...
正岡容 「吉原百人斬」
...」お花はしどけない風をして...
森鴎外 「心中」
...どうなされました」とお八代がしどけない姿のまま走り寄ったが...
夢野久作 「名君忠之」
...「そんなに羞(はず)かしいかえ……」お延はしどけない妖姿を...
吉川英治 「剣難女難」
...土間の一隅にしどけない女の姿が簪(かんざし)のない髪をみだして俯(う)っ伏していた...
吉川英治 「新・水滸伝」
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