...世にはこんなにもしとやかな人があるものかとおもうほどですが...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「旅なかま」
...そのしとやかな有様は...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...これ等の丁寧でしとやかな...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...しとやかながら冷かすように手をついた...
岩野泡鳴 「耽溺」
...このしとやかな奥様が...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...しとやかなその奥さんはやがて一揖ののちにお消えになつた...
高田保 「貸家を探す話」
...周圍の騒々しい物音で其しとやかな低い稍田舍訛の言葉は半分も照ちやんには聽取れなかつた...
高濱虚子 「續俳諧師」
...――『このしとやかな...
ツルゲーネフ 神西清訳 「はつ恋」
...しとやかな様子だった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...その疲れたやさしい眼や清い小さな口のごくしとやかな表情で...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...しとやかなものだが...
中里介山 「大菩薩峠」
...しとやかなのも病身故であらうと思ふと又改めて切ない哀れな心持になる...
長塚節 「旅の日記」
...取次に出たのは十八九のしとやかな下女である...
夏目漱石 「野分」
...その様子のしとやかなところを...
夏目漱石 「門」
...彼は熟語読本に身を入れようとしているセエラのしとやかな姿に眼をとめますと...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...しとやかな様子で入って来た...
久生十蘭 「魔都」
...さてあのおしとやかなふうをした歌い雌犬(めすいぬ)はドルス夫人(ふじん)です...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...二十歳にもならないしとやかな娘が...
吉行エイスケ 「バルザックの寝巻姿」
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