...老人連はこれをしつこいとかあくどいとかいつて嫌ふが...
會津八一 「趣味の修養」
...しつこい所が潜んでいる...
芥川龍之介 「近藤浩一路氏」
...「しつこい奴だな...
田中貢太郎 「白いシヤツの群」
...しつこい乞食の児(こ)に夕方の風が吹き...
谷譲次 「踊る地平線」
...不味(まづ)いしつこい支那料理...
田山録弥 「時子」
...男はなかなかしつこい...
中里介山 「大菩薩峠」
...しつこいほど面白がって翻弄(ほんろう)気取りで一緒に来て...
中里介山 「大菩薩峠」
...ちょっとここをおあけなすって」図々しい奴、しつこい奴、会いたくもない奴...
中里介山 「大菩薩峠」
...自分の腹はなぜこうしつこい油絵のように複雑なのだろうと呆(あき)れたからである...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...しつこいほどセエラにつきまとうていました...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...はしつこい性質だつたが...
林芙美子 「瀑布」
...帰ります」「しつこいのう...
火野葦平 「花と龍」
...しつこい位であった...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...きょうは昼飯にいろんなしつこいものを自暴(やけ)につめこんだため...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...すべてに悧巧ではしつこいのに對し...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...一つの国に対してしつこい偏見が永年の間に植えこまれているという状態である...
宮本百合子 「あとがき(『宮本百合子選集』第八巻)」
...しつこい匂いが煙を投げつけるように...
室生犀星 「或る少女の死まで」
...また規律と真理の大敵であるところの・あの独りよがりの・思いあがった・しつこい・喧嘩腰の傲慢を憎むようにもなったのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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