...しつこい所が潜んでいる...
芥川龍之介 「近藤浩一路氏」
...楡(にれ)のてっぺんにしつこい蝉(せみ)の声があったり...
谷譲次 「踊る地平線」
...ちょっとここをおあけなすって」図々しい奴、しつこい奴、会いたくもない奴...
中里介山 「大菩薩峠」
...何時までもしつこいのねえ」レコードはギリ/\と空廻りして止まる...
林芙美子 「「リラ」の女達」
...しつこいと言ってもいいほどの表情を浮かべて言うのだ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...しつこい豚料理か何かを出して...
平林初之輔 「「陰獣」その他」
...新聞記者がしつこいのは今に始まったことじゃない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「死の川」
...これがしつこいんだ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「玉手箱」
...案外貴様は素ばしつこい悪党だな!」と彼は...
牧野信一 「熱い風」
...矢田平が久次の身替にたてくれよとせがむを「はてさてしつこい...
三木竹二 「両座の「山門」評」
...一つの国に対してしつこい偏見が永年の間に植えこまれているという状態である...
宮本百合子 「あとがき(『宮本百合子選集』第八巻)」
...若い母親は周囲の人たちのしつこい侮蔑と中傷とにさらされなければならなくなった...
宮本百合子 「傷だらけの足」
...それが實に、しつこい...
三好十郎 「肌の匂い」
...また規律と真理の大敵であるところの・あの独りよがりの・思いあがった・しつこい・喧嘩腰の傲慢を憎むようにもなったのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...執拗(しつこい)ようでは御座いましたが今一度念のために「ヘエー...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...秋の末ながら今日の残暑というものは堪らないほどしつこい...
吉川英治 「黒田如水」
...まさか鈍刀(なまくら)じゃアあるめえな」「しつこいなア...
吉川英治 「新・水滸伝」
...四「べつに、面白いことではございません」七郎がいうと、「でも、なんじゃ」と、腕白少年は、しつこい...
吉川英治 「親鸞」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??