...そのすばしつこい足で人がその前に投げてやつた紙の束にじやれつく...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...左近将監のしつこいことしつこいこと……もう一局もう一局とねだって...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...アンコウルの拍手はしつこい...
谷譲次 「踊る地平線」
...あなたあまりしつこいから……...
徳田秋声 「黴」
...しつこいようですが...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...アナタ離サナイデス」「しつこい奴ね」「アナタ...
中里介山 「大菩薩峠」
...しつこい咳が喘息(ぜんそく)の発作のように激しく起り...
中島敦 「光と風と夢」
...こんな、しつこい、毒悪な、ねちねちした、執念深(しゅうねんぶか)い奴は大嫌だ...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...しつこい恐ろしい影響となってあらわれているのだ...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「アッシャー家の崩壊」
...新聞記者がしつこいのは今に始まったことじゃない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「死の川」
...ないたことある?」子供はしつこい...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「玉手箱」
...しつこい寒気は少しも和らぐことがない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「四日白魔」
...好みの注文を出して……」「しつこいな...
牧野信一 「病状」
...すべてに悧巧ではしつこいのに對し...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...三四年と日本プロレタリア文化連盟「コップ」が解散するまで実にしつこい弾圧と検挙を集中的にうけた...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...どうすんだよ? (と変に真剣にしつこい)志水 まあいいよ...
三好十郎 「地熱」
...すぐ彼女はそのしつこい視線を解いた...
室生犀星 「性に眼覚める頃」
...まさか鈍刀(なまくら)じゃアあるめえな」「しつこいなア...
吉川英治 「新・水滸伝」
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