...そしてすこしだけしっぽをふって見せた...
有島武郎 「火事とポチ」
...体の大きな象の尻尾(しっぽ)だけに触れたくらいのものだった...
海野十三 「宇宙戦隊」
...怪物の尻尾(しっぽ)もなんにも見えなかった...
海野十三 「○○獣」
...もしどこかで尻尾(しっぽ)をおさえられたが最後...
海野十三 「霊魂第十号の秘密」
...ネズミのしっぽぐらいの太さの...
江戸川乱歩 「鉄塔の怪人」
...「僕は豚のしっぽなんて事は言いません...
太宰治 「パンドラの匣」
...いやしくも一個の人間を豚のしっぽと較(くら)べられるわけのものじゃ絶対に無いんだ...
太宰治 「パンドラの匣」
...三毛が放すと同時に向き直ってすわったまま短いしっぽの先で空中に∞の字をかきながら三毛のかかって来るのを待ち受けていた...
寺田寅彦 「ねずみと猫」
...六三四四頁には尻尾(しっぽ)のある人間の事が出ている...
寺田寅彦 「マルコポロから」
...尻尾(しっぽ)をつまんで鶏小屋から引ずり出すと...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...白いカフスが七宝(しっぽう)の夫婦釦(めおとボタン)と共にかしゃと鳴る...
夏目漱石 「虞美人草」
...ちぎれるようにしっぽを振って...
林芙美子 「美しい犬」
...長崎風のしっぽく台に...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...計らずしっぽを出してしまいますものね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...この上更にしっぽまでも加えてごらん...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...最近とうとうしっぽを出したある奇跡がついこの間まで演ぜられていたというその広場を見たが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...とらのその眼つきを見るだけで尻尾(しっぽ)がさがってしまう...
山本周五郎 「季節のない街」
...人蔘(にんじん)の葉から尻尾(しっぽ)...
山本周五郎 「季節のない街」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??