...しっかりした一人(ひとり)の女性を思わせた...
有島武郎 「或る女」
...太いしっかりしたおやゆびで...
泉鏡花 「悪獣篇」
...これはしっかりした地面のようだがね」博士はそういって足許(あしもと)を見ながら足ぶみをした...
海野十三 「怪星ガン」
...しっかりしたまえ...
江戸川乱歩 「大金塊」
...それから頼りになるしっかりした若者を知っている...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...しっかりした態度で飲め...
太宰治 「佳日」
...しっかりした階段を昇り降りして育って来ましたから...
太宰治 「眉山」
...「あの児はだまっているけれども腹にしっかりしたところがある...
谷崎潤一郎 「盲目物語」
...しっかりした足つきで...
豊島与志雄 「変る」
...しっかりした低い声で言った...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...したがってしっかりした御話らしい御話をしなければならない訳でありますが...
夏目漱石 「中味と形式」
...しっかりした想念から全て説明可能である...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...またそれらのはなしが金字の厚(あつ)い何冊(さつ)もの百科辞典(ひゃっかじてん)にあるようなしっかりしたつかまえどこのあるものかそれとも風や波(なみ)といっしょに次(つぎ)から次と移(うつ)って消(き)えて行くものかそれも私にはわかりません...
宮沢賢治 「サガレンと八月」
...だがしっかりした家を見つけ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...しかし中世のしっかりした身分別...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...しっかりしたバスの声で言われました「そうだ...
三好十郎 「殺意(ストリップショウ)」
...当人の記憶がよっぽどしっかりしたものでない限りとかく記憶から逃げ去りがちである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...これらはじわじわとしっかりした形をとるようになり...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「時間からの影」
便利!手書き漢字入力検索