...痩(や)せてはいるものの骨組みのしっかりした...
芥川龍之介 「戯作三昧」
...お台所でしっかりした役をつけてやって...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「小夜啼鳥」
...二枚目ばりではないが、しっかりした、いい顔をしている...
石川欣一 「比島投降記」
...助役さんにはしっかりしたところがわかっているかも知れないと思い...
上田広 「指導物語」
...しっかりした考えを持っているのに...
海野十三 「怪星ガン」
...結局しっかりしたことは判らない...
海野十三 「柿色の紙風船」
...態度はしっかりしたものだ...
海野十三 「蠅男」
...もっとしっかりした理論が...
高見順 「いやな感じ」
...小供はもう三歳(みっつ)になっているからしっかりした婆やを雇えば好い...
田中貢太郎 「水郷異聞」
...どこかしっかりした理性的心棒が根強く残っている...
豊島与志雄 「慾」
...何をやるにもしっかりした根拠を感じ取れた...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...しっかりした想念の「原因」を説明し得るけれども...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...しっかりしたまえ...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...百法(フラン)やってもいい! 誰かしっかりした...
牧逸馬 「ロウモン街の自殺ホテル」
...いちばんしっかりしたえだに手がかかった...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...爆裂弾を持っとるというのは本当でありますか?刑事 馬鹿な! 持っていても高が知れている! しっかりしたまえ! そっちへ行くんだ! (振返って見て)おお...
三好十郎 「斬られの仙太」
...弟はしっかりした人間であったから...
柳田国男 「故郷七十年」
...低いけれどもしっかりした声で云った...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
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