...しばらくしてそれがしずまると...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...そして中尉の笑いのしずまるのを待っていた...
海野十三 「宇宙戦隊」
...皆の寝しずまるのを待って...
江戸川乱歩 「疑惑」
...二階い上って寝室のベッドの上で暫(しばら)く動悸のしずまるのん待ってから...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...」それから最初の恐怖がしずまると...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...道也先生は平然として笑(わらい)のしずまるのを待っている...
夏目漱石 「野分」
...しばらくそのしずまるのをまって...
野村胡堂 「幻術天魔太郎」
...お池のうえに寝しずまると...
室生犀星 「蜜のあわれ」
...怒りのしずまるのを待った...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...女たちの血もしずまるのでしょう...
山本周五郎 「ちくしょう谷」
...その泣き声がしずまるのを待って...
山本周五郎 「竹柏記」
...嗚咽がしずまると...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...その動機を指摘することはできないのです」玄察は昂(たか)ぶってくる感情のしずまるまで...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...敵の一踊りがしずまると...
吉川英治 「新書太閤記」
...人の寝しずまる頃になると...
吉川英治 「増長天王」
...人々の寝しずまるのを窺(うかが)ってここへ来る夜を...
吉川英治 「源頼朝」
...そして又八の嗚咽(おえつ)がようやくしずまるとまた口を開いた...
吉川英治 「宮本武蔵」
...夜がふけて家じゅうが寝しずまると...
レスコーフ Nikolai Semyonovich Leskov 神西清訳 「かもじの美術家」
便利!手書き漢字入力検索