...岸政府の反動政策を打破しさることが第一であると確信しております...
浅沼稲次郎 「浅沼稲次郎の三つの代表的演説」
...それをたちまちばらばらに破壊しさる装置で...
海野十三 「金属人間」
...大宇宙はことごとく崩壊しさるのだ...
海野十三 「放送された遺言」
...後ろへ飛びしさると見るや...
中里介山 「大菩薩峠」
...昔しさる所で一人の客に紹介された時...
夏目漱石 「野分」
...「昔しさる好事家(こうずか)がヴィーナスの銅像を掘り出して...
夏目漱石 「野分」
...突きさすような三日月の光によっても消しさることのできない影でした...
西尾正 「墓場」
...上のように燕子花を捕えそれが断じてカキツバタその物ではないと宣告しさると...
牧野富太郎 「カキツバタ一家言」
...飛びしさるようにして...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...「狂月に毛のむく/\と生(はえ)よかしさる歌よみと人に知られん」...
南方熊楠 「十二支考」
...もしさる事もやと衾(ふすま)を(かか)げ見れば糸(いと)大いなる蜈蚣(むかで)の傴(くぐ)まりいたりければすなわち取りて捨てつ...
南方熊楠 「十二支考」
...同時にひとみをおさえて飛びしさる...
吉川英治 「神州天馬侠」
...其疾如風(そのはやきことかぜのごとし)其徐如林(そのしずかなることはやしのごとし)侵掠如火(おかしさるやひのごとし)不動如山(うごかざることやまのごとし)うごかざること山のごとし――その文字のとおりに...
吉川英治 「新書太閤記」
...繰り返し繰り返しさるる是空(ぜくう)の色現色滅(しきげんしきめつ)であるにすぎないと教えてでもいるかのように...
吉川英治 「松のや露八」
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