...勤王の精神を現せる国史を編まんとはしけるぞ...
芥川龍之介 「大久保湖州」
...之を制して名分を正さんとしけるにや...
芥川龍之介 「大久保湖州」
...利根の鉄橋を越えて行くに夏蕎麦(そば)をつくる畑干瓢(かんぴょう)をつくる畑などあれば埼玉や古河のあたりの夏蕎麥のなつみこめやもおほに思はゞ麥わらをしける廣畑瓜の畑葉かげに瓜のこゝたく見ゆるなど口ずさむ...
伊藤左千夫 「滝見の旅」
......
伊藤左千夫 「紅葉」
...小岩驛より汽車に乘りて歸ることとしけるが...
大町桂月 「川魚料理」
...老衰の身を以て徒らに生を貪るは正盛が立身の妨げなりとて自害しけるなりと...
大町桂月 「宗吾靈堂」
...「我翁(わがおう)行脚(あんぎゃ)の頃伊賀越(いがごえ)しける山中にて猿に小蓑を着せてはいかいの神(しん)を入(いれ)たまひければ……」つまり芭蕉が閑寂趣味に立脚したことを推称しているのであります...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
......
武田祐吉 「古事記」
...旁(かた/″\)征伐の議は篤と御思案あって可レ然(しかるべし)とぞ申しける...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...・しと/\しぐれる笹のさら/\宿直室にて・電燈一つが長い廊下が冬・年わすれの酒盃へ蝿もきてとまる・ことしもをはりの宿直室でラヂオドラマが泣きだした・年のをはりの風が出て木の葉ふきおとした・きずがそのままあかぎれとなり冬籠る・豆腐屋の笛が、郵便もくるころの落葉・お正月の、投げざしの水仙ひらいた周二居・むかへられてすはれば寒菊のしろさ十二月廿八日雪もよひ、しぐれてしける...
種田山頭火 「其中日記」
...知らざりき仏(ほとけ)と共におきふしてあけくらしける我が身なりとはとは光俊朝臣(みつとしあそん)の述懐であるが...
新渡戸稲造 「自警録」
...こんなにしけるんだもの...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...家に近き某(それ)の社(やしろ)に日参(につさん)といふ事をなしける...
樋口一葉 「あきあはせ」
...言(い)ひにくゝ共(とも)この才覺(さいかく)たのみ度(たき)よしを言(い)ひ出(だ)しけるに...
一葉女史 「大つごもり」
...頓(やが)て東上の途中大阪の親戚に立ち寄らんとの意を洩(も)らしけるに...
福田英子 「妾の半生涯」
...またの日遣わしける「形こそ人にすぐれめ何となくしとする事もをかしかりけり」...
南方熊楠 「十二支考」
...其女の母をも同時改葬しけるに...
南方熊楠 「詛言に就て」
...「浅き名を言ひ流しける河口はいかがもらしし関のあら垣いけないことでしたわ」と言う様子が娘らしい...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
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