...――と言えば綺麗らしけれど...
芥川龍之介 「北京日記抄」
...端舟(はしけ)の便(べん)がないために...
泉鏡太郎 「麻を刈る」
...「汝は誰そ」と問はしければ...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...短尺(たんざく)すゞりばこいだしければ...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...三枚下つたところを買つて気楽にあそぶを得手(えて)となしけり...
永井荷風 「桑中喜語」
...青島目睫の間に横はりてうるはしけれど...
長塚節 「長塚節歌集 下」
...このはしけ即ち空間タクシイは小さいロケット・エンジンをもっていて...
中谷宇吉郎 「宇宙旅行の科学」
...やよ猫又よと申しければ……」と...
南部修太郎 「猫又先生」
...寂しければ海中にさんらんと入ろうよ...
林芙美子 「新版 放浪記」
...心やさしければ生徒なつきて...
樋口一葉 「雪の日」
...(下)我(わ)れのみ一人のぼせて耳鳴(みゝな)りやすべき桂次(けいじ)が熱(ねつ)ははげしけれども...
一葉女史 「ゆく雲」
...誰からされたともいわへんらしけど...
火野葦平 「花と龍」
...主人を怨望するに忙(いそが)わしければ...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...完敗の両人は水辺のしけたレストランで粗末な食事を取った...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...胸の中が苦しけりゃ苦しい程...
三好十郎 「樹氷」
...あまりに紅くいきいきしく悲しければ...
室生犀星 「忘春詩集」
...古林見宜(ふるばやしけんぎ)は入門を取つた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...そして艀(はしけ)から上つた石垣の上にも多少の人だかりがあつた...
若山牧水 「樹木とその葉」
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