...それから、胃がしくしく、痛む...
芥川龍之介 「出帆」
...どこかでしくしくすすり泣く声がして...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「旅なかま」
...狭い量見を起しちゃいけないよ」女は顔もあげないでしくしくと泣きつづけた...
田中貢太郎 「狢」
......
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...それでもしくしく泣いたりされればまだ可愛げがありますけれど...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...しくしくしくしくいつまででも泣いてますと...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...しくしく身心がいたい...
種田山頭火 「其中日記」
...しくしくやりだした...
壺井栄 「二十四の瞳」
...もっと聞き分けいでどうすりゃ」それでも松江はしくしく泣いていた...
壺井栄 「二十四の瞳」
...しくしく泣き出しました...
豊島与志雄 「お山の爺さん」
...しくしく泣きながら...
豊島与志雄 「金の目銀の目」
...なんだかへその下の方がしくしくするみたいである...
新美南吉 「川」
...しくしく鼻をすする音に...
新美南吉 「良寛物語 手毬と鉢の子」
...声も立てずにしくしくと泣き始めた...
北條民雄 「道化芝居」
...しくしく泣(な)いていた...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...しくしく痛んで來たかたちだ...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...」と二階でしくしく泣いてゐた娘がこの女かと思はれる位...
室生犀星 「蒼白き巣窟」
...しくしく泣(な)きだしました...
グリム Grimm 矢崎源九郎訳 「にいさんと妹」
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