...しきりに物をさがしていたが...
石川欣一 「比島投降記」
...これに応じてしきりにこれも手旗信号をやっている...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...流れ出てくる土をしきりに調べている...
海野十三 「海底都市」
...これはしきりに風にあおられ...
海野十三 「怪塔王」
...両方でしきりに通信をかわしていましたが...
海野十三 「豆潜水艇の行方」
...犬がしきりに吠えついて来たが...
知里真志保 「あの世の入口」
...しきりに身をもがいている...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...しきりに身をもがいて...
トルストイ Tolstoi 菊池寛訳 「イワンの馬鹿」
...しきりに海を描きたがっているらしい...
中里介山 「大菩薩峠」
...一方ではしきりに小鳥いじりをしている...
中里介山 「大菩薩峠」
...わたしはこの頃しきりに考える自分というものについてわたしは下宿の二階に兄のくれる金で暮らしているそれはわずかな金だけれども兄の彼が夜ヒル書きつづける血のしたたりなのだわたしはそれで米や炭をととのえ腹を満たしているわたしの仕事は詩を書くこと...
中野鈴子 「方向」
...しきりに寝返りを打つ...
夏目漱石 「三四郎」
...赤い眼(め)をしきりに摩(こす)つた...
夏目漱石 「それから」
...電車がしきりに通(とほ)つた...
夏目漱石 「それから」
...隣りの部屋で何だか二人しきりに話をしている...
夏目漱石 「二百十日」
...一同しきりに焦立っているところへ...
久生十蘭 「魔都」
...しきりに憶ひ出さうとしながら...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 堀辰雄訳 「「マルテ・ロオリッツ・ブリッゲの手記」から」
...一郎は今迄しきりに読んでゐた書物から眼を放すと...
牧野信一 「悦べる木の葉」
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