...(五月二十六日)罪と罰鴎外(おうぐわい)先生を主筆とせる「しがらみ草紙(さうし)」第四十七号に...
芥川龍之介 「骨董羹」
...又医学士山口寅太郎氏も「しがらみ艸紙」第四号の舞姫評中に言へるあり...
石橋忍月 「罪過論」
...『しがらみ草紙』や『めざまし草』で盛んに弁難論争した頃は...
内田魯庵 「鴎外博士の追憶」
...余は二階の六畳に寝転んで暑い西日をよけながら近松世話浄瑠璃(せわじょうるり)や『しがらみ草紙』や『早稲田文学』や西鶴ものなどを乱読しているところに案内も何もなく段梯子(だんばしご)からニョキッと頭を出したのは居士であった...
高浜虚子 「子規居士と余」
...『しがらみ草紙』...
高浜虚子 「子規居士と余」
...試驗の答案は誰より早く出して殘つた時間は控室で早稻田文學と柵(しがらみ)草紙の沒理想論を反覆して精讀した...
高濱虚子 「俳諧師」
...中學校の先輩といふ義理のしがらみに依つて...
太宰治 「校長三代」
...鴎外漁史の『しがらみ草紙』に於ける活動は...
田山録弥 「明治文学の概観」
...文学雑誌では鴎外の『しがらみ草紙』を特に愛読していたので...
津田左右吉 「学究生活五十年」
...浅倉当五(あさくらとうご)が雪の子別れには窓の格子こそ実(げ)に恩愛の柵(しがらみ)なれ...
永井荷風 「江戸芸術論」
...柵(しがらみ)となって踏み出すにほとほと苦しむ...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...げにも浮世(うきよ)か音曲(おんぎよく)の師匠(ししやう)の許(もと)に然(しか)るべき曾(くわい)の催(もよほ)し斷(ことわ)りいはれぬ筋(すぢ)ならねどつらきものは義理(ぎり)の柵(しがらみ)是非(ぜひ)と待(ま)たれて此日(このひ)の午後(ひるすぎ)より...
樋口一葉 「別れ霜」
...家庭生活について日本の社会通念が枠づけている息ぐるしい家族制度のしがらみ...
宮本百合子 「あとがき(『伸子』)」
...そして『しがらみ草紙』の鴎外その他が早稲田文学派(自然主義に追々うごきつつあった)に対してロマンティシズム文学のチャンピオンとして一葉を実に押し出しています...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...その恩義というのを母自身の口から喧ましくきかされてきたお初にとっては何かにつけてこの恩義が(しがらみ)になっている...
矢田津世子 「神楽坂」
...前にのべた秋元安民の伝記を『しがらみ草紙』に寄稿したのは明治二十三年のことであるが...
柳田国男 「故郷七十年」
...君ぬらさじと堰(せ)きとむるしがらみの句切(くぎり)の淀(よど)に青き愁(うれひ)の水渋(みしぶ)いざよふ...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...ここは馬鹿どもの集(よ)るしがらみと...
吉川英治 「松のや露八」
便利!手書き漢字入力検索
