...この『しがらみ草紙』派は実は鴎外一人であって...
内田魯庵 「硯友社の勃興と道程」
...『しがらみ草紙』...
高浜虚子 「子規居士と余」
...かれは『文学界』『国民之友』『柵(しがらみ)草紙』『早稲田文学』などに養はれた若い人達の若い事業を超然として見てゐることが出来なくなつて居た...
田山録弥 「尾崎紅葉とその作品」
...鴎外漁史の『しがらみ草紙』に於ける活動は...
田山録弥 「明治文学の概観」
...文学雑誌では鴎外の『しがらみ草紙』を特に愛読していたので...
津田左右吉 「学究生活五十年」
...『しがらみ草紙』...
永井荷風 「十六、七のころ」
...恋の重荷義理の柵(しがらみ)抔(など)いふ意味を合点(がてん)し...
夏目漱石 「人生」
......
樋口一葉 「別れ霜」
...人生のしがらみや...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...身を投げし涙の川の早き瀬にしがらみかけてたれかとどめしこんな歌を書いていた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...芸庵の弟妹は修石、柵(しがらみ)、修庵、方庵の順序で、柵は清川の妻である...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...柵草紙(しがらみそうし)と云ったのがその席だ...
森鴎外 「鴎外漁史とは誰ぞ」
...その恩義というのを母自身の口から喧ましくきかされてきたお初にとっては何かにつけてこの恩義が(しがらみ)になっている...
矢田津世子 「神楽坂」
...井上の兄は森鴎外さんとつき合って『しがらみ草紙』『めざまし草』以来いろいろと協力していた...
柳田国男 「故郷七十年」
...それを元にして『しがらみ草紙』が出来たのだという話である...
柳田国男 「故郷七十年」
...この『しがらみ草紙』のころであった...
柳田国男 「故郷七十年」
...君ぬらさじと堰(せ)きとむるしがらみの句切(くぎり)の淀(よど)に青き愁(うれひ)の水渋(みしぶ)いざよふ...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...浅瀬の柵(しがらみ)に体が引ッかかったので...
吉川英治 「江戸三国志」
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