...このうえなくしかつめらしい顔をし...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「リップ・ヴァン・ウィンクル」
...あのしかつめらしい顔をした山の威張り屋どもが自分をだまし...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「リップ・ヴァン・ウィンクル」
...おそらくはあまりしかつめらしい空気を打ち破って...
有島武郎 「或る女」
...七人のしかつめらしい男が(私もその中の一人だった)態々(わざわざ)其為(そのため)にしつらえた「赤い部屋」の...
江戸川乱歩 「赤い部屋」
...一方は小役人(こやくにん)といった様なしかつめらしい男で...
江戸川乱歩 「一寸法師」
...鼻下(びか)にはしかつめらしいチビ髯(ひげ)まで貯えたこの私が...
江戸川乱歩 「湖畔亭事件」
...鶏はしかつめらしい顔つきで...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...鐘(ベル)ばかり鳴らしてはその度(たび)に立ったり坐(すわ)ったりする学者ばかりのしかつめらしい招待会から帰ってくると...
田中英光 「オリンポスの果実」
...講演の口調ラジオなどで聞くえらい官吏(かんり)などの講演の口調は一般に妙に親しみのないしかつめらしい切り口上が多くてその内容も一応は立派であるがどうも聴衆の胸にいきなり飛び込んで来るようなものが少ない...
寺田寅彦 「柿の種」
...この作のしかつめらしい感傷性をきらっていたクリストフは...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...しかつめらしい表情をつとめることもあった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...そうして唇はしかつめらしい声で...
中里介山 「大菩薩峠」
...しかつめらしいいでたちをしながら...
中里介山 「大菩薩峠」
...それを輔ける・しかつめらしい老獪な上卿・孔叔圉(こうしゆくぎよ)(自分の姉の夫に當る爺さんだが)の下で...
中島敦 「盈虚」
...しかつめらしい言葉で表現したりして...
中島敦 「光と風と夢」
...私のしかつめらしい態度と堂々たる演題とに心を傾(かたむ)けて...
夏目漱石 「文芸と道徳」
...顔だけはしかつめらしいが...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...最もしかつめらしい学派の賢者たちさえも...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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