...死しおれるにもかかわらず...
泉鏡花 「活人形」
...このたけの葉がしおれるようにしおれてしまえ...
鈴木三重吉 「古事記物語」
...葦の若葉がしおれるので...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...かなたに立ちて話しおれる陸軍士官の一人(ひとり)...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...花を咲かしたとて実になる前にしおれるに決まっている...
永井隆 「この子を残して」
...枕が濡れしおれるほど泣いた...
久生十蘭 「あなたも私も」
...草花のしおれるのを見てはそれほど自然に対する愛のあるのでもない浅はかな人さえも心が痛むのであるから...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...「ちょうど草木が水気が多すぎるとしおれるように...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...本朝に至り着のみ着のまま寝室のベッドの上に横臥して死しおれるを...
夢野久作 「暗黒公使」
...惨澹たる光景を呈しおれるも損害等は目下のところ判明せず...
夢野久作 「暗黒公使」
...その後の睡眠間に於ける夢遊状態の存在を指示しおれる一徴候と認め得べき理由あり...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...且つ愚昧に属する迷信を極度に固執しおれる事実より推して...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...万吉は少ししおれる...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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