...葉子の控え目なしおらしい様子がいやが上にも人のうわさを引く種(たね)となって...
有島武郎 「或る女」
...濡れしおたれた黒髪に...
泉鏡花 「悪獣篇」
...それからすこしおくれて...
海野十三 「宇宙戦隊」
...必ずしも一夫多妻を是認しおるものではない...
大隈重信 「現代の婦人に告ぐ」
...お師匠はんがやかましおして」「たしか大阪の...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...しおれたのを自分の胸にさした...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...あの娘をお所刑台(しおきだい)に上げる位なら...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お松 (お吉に)およしおよし...
長谷川伸 「一本刀土俵入 二幕五場」
...先方(さき)は公立(こうりつ)なりとて同(おな)じ唱歌(しようか)も本家(ほんけ)のやうな顏(とほ)をしおる...
樋口一葉 「たけくらべ」
...世話焼くうち萎(しお)れ始めてようやく気が付く事ありと...
南方熊楠 「十二支考」
...宮から熱愛はしていながらもこのままでは自然に遠い仲になっていくかもしれぬのをどう思っているかと恨んでおよこしになるのも少しお道理に思われるところもあったので...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...一族のものも安穏には差しおかれまい...
森鴎外 「阿部一族」
...武将や護衛の力者(りきしゃ)たちの跫音(あしおと)が馳け集まった...
吉川英治 「三国志」
...はや戻るなどと申しおる...
吉川英治 「私本太平記」
...主人も申しおりました...
吉川英治 「私本太平記」
...義興(よしおき)...
吉川英治 「私本太平記」
...またあとの大部隊も折悪(おりあ)しく退(ひ)き潮時(しおどき)にかかったため...
吉川英治 「新書太閤記」
...さだめしおすこやかでおられましょうな」「……はい...
吉川英治 「親鸞」
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