...そこらにざらにあるんじゃないのか」私はやさしく言った...
梅崎春生 「狂い凧」
...ついそれを衣裳のポケットに突つ込んだまゝ忘れるなどといふことはざらにあるといつてもいゝだらう...
高田保 「恋文」
...普通の僧侶――其処等にざらにある嚊(かゝあ)を持ち...
田山花袋 「ある僧の奇蹟」
...ざらにある安い職業的料理書を見て...
寺田寅彦 「ルクレチウスと科学」
...「でも世のなかにそんな好い子供がざらにある訳のものぢやないでせう...
徳田秋声 「チビの魂」
...そうざらにあるものではない...
中谷宇吉郎 「立春の卵」
...世の中にはざらにある例で...
浜尾四郎 「悪魔の弟子」
...こんなことはざらにあることで...
久生十蘭 「キャラコさん」
...頓(とん)と物が美味しく食べられないという変った御仁(ごじん)がざらにあるもので...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...どれもこれも似たりよったりの顔をしているくせによくよく見ると実に微妙な特徴を多くそなえた人物がざらにあるもので――こういう人物の肖像を描く段になると...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...この貴公子もざらにある若い男ではなかったから...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...人々は軽侮の意味なくして「ざらにある」という言葉を使わない...
柳宗悦 「工藝の道」
...これほどざらにある当り前な品物はない...
柳宗悦 「民藝四十年」
...ということはそうざらにあるものではない...
山本周五郎 「古今集巻之五」
...いつの世もざらにある芸術の批評なり...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...何十人といつていいほどざらにあるのであつた...
吉川英治 「折々の記」
...ざらにある駄刀(だとう)とはちと違う...
吉川英治 「新・水滸伝」
...杉苔は東京にもざらにあることがわかった...
和辻哲郎 「京の四季」
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