...あの札か? あんなものはざらにありはしない...
芥川龍之介 「蜃気楼」
...まんざら無理もないと思つた...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...我れ其言を受けざらむ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...海豹(あざらし)の貯蔵のなかに臥(ね)ていれば...
ドイル Arthur Conan Doyle 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...彼れ豈(あ)に伝うべからざらんや...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...呼出しが来るというわけか」「へッ」「満更(まんざら)じゃねえな...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...叔母さんは満更(まんざら)でもない様子です...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...まんざら嬉しくなくもないけれど...
林芙美子 「新版 放浪記」
...「どうぞ――」と言ってボオイは空皿(あきざら)をもった手で食堂の入口を示したが...
堀辰雄 「旅の絵」
...あざらしの群が寄り集まつてゐるかのやうに...
牧野信一 「奇友往来」
...芭蕉の『野ざらし紀行』あり...
正岡子規 「古池の句の弁」
...この際にあってその不幸な後家たちを泣かしめざらんとするには...
柳田国男 「木綿以前の事」
...自分は洗洒(あらひざら)しの襤褸(ぼろ)の下(さが)る様な物計(ばか)り着て居る...
與謝野寛 「執達吏」
...まんざら縁がないでもないぞ」「どうして?」「聞けば高麗村のやつらも...
吉川英治 「江戸三国志」
...全く覚えもおざらぬ」「ないとか...
吉川英治 「私本太平記」
...まんざら、縁のない仲でもなかった」「巧く言やがる...
吉川英治 「新・水滸伝」
...こんなにもざらざらと銭(ぜに)を賭けることはない...
吉川英治 「平の将門」
...他(た)にべつだんの用もござらねば」「でも...
吉川英治 「宮本武蔵」
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