...きれいにかざられているんだろうか?」まったく...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「モミの木」
...間にあはざらむと...
大町桂月 「金華山」
...瑁(たいまい)の脂盒(べにざら)をくださいました...
田中貢太郎 「緑衣人伝」
...四十日間まんざら遊んではゐなかつたのだ...
種田山頭火 「行乞記」
...星地に落ちてそのあした谷間のゆりの咲く見れば露影消てそのゆふべ岑上(おのへ)の雲の湧く見れば――おのが姿にあこがれて花(一)となりしもあるものを清き乙女(二)のむくろよりなどか菫の咲かざらむ...
土井晩翠 「天地有情」
...洗いざらして、色の褪せたのもある...
外村繁 「澪標」
...皮膚がかたくざらざらしていた...
豊島与志雄 「道化役」
...われらは世人のこの首都と富嶽との関係を軽視せざらん事を希(こいねご)うて止(や)まない...
永井荷風 「日和下駄」
...まんざら知らぬ面でもあるまいから...
中里介山 「大菩薩峠」
...できさえすれば退却も満更(まんざら)でない...
夏目漱石 「自転車日記」
...ざらざらの用紙に鉛筆で履歴を書いて渡す...
林芙美子 「新版 放浪記」
...人誰か故郷を思わざらん...
福沢諭吉 「中津留別の書」
...私と同じくのざらしとなるかと危まれた日本太郎も...
正岡容 「随筆 寄席囃子」
...色こそ白うはないがまんざら捨てたきりやうでも無し...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...こんな真実心というものはざらにあるものでもないのにと...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...「いかで命に從はざらむ...
森鴎外 「舞姫」
...お尋ね致す段ではござらぬ」「誓いの印(しるし)に...
吉川英治 「剣難女難」
...家康の私心私謀(ししんしぼう)に出たものではおざらぬ...
吉川英治 「新書太閤記」
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