...私(わたくし)よりもざっと二十年(ねん)ばかり後(のち)だということでございました...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...それから今日(こんにち)まで引(ひ)きつづいてざっと二百年(ねん)...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...宵(よい)の新宿街の雑鬧(ざっとう)の中にさまよい出たのであった...
海野十三 「第四次元の男」
...店の雑沓(ざっとう)ゆえに少し大胆になり...
太宰治 「姥捨」
...まずざっと二十冊ちかい之等(これら)の参考書を九日までに一とおり読んでみるつもりだ...
太宰治 「正義と微笑」
...すでにこの国へ漂着してからざっと一年余りにもなりますけれど……そしてこの頃では言葉だけは大体差し支えない程度にわかってきましたけれど...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...自分などの専門の○界における役割もざっとこれに似たもののような気がしてそれらの「通行人...
寺田寅彦 「初冬の日記から」
...一通りざっと目を通して見て驚いたことは...
中谷宇吉郎 「雪協議会の報告」
...とうとう真物(ほんもの)ですね」「ざっとこんなものだよ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...根津の御用達の石川良右衛門――ざっとそんなものでした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ざっと眼を通した丈けでも...
野村胡堂 「笑う悪魔」
...海底のような階下の雑沓(ざっとう)の中へ降りて行った...
林芙美子 「新版 放浪記」
...その他の知覚をざっと調べても...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...それが食事の跡でざっと拭(ふ)くだけなので...
森鴎外 「食堂」
...前を見てあるけッ」夕方にせまった市の雑沓(ざっとう)のなかで...
吉川英治 「新書太閤記」
...ざっと誌(しる)せば...
吉川英治 「新書太閤記」
...堵(ト)ノ如シ」という雑鬧(ざっとう)の状を描いているから京中たいへんな人出と騒ぎであったらしい...
吉川英治 「随筆 新平家」
...以上で、ざっと、柳生家のここ両三年の消息は伝えたと思うが、そうした江戸柳生の新邸へ――否、もっと家庭的に、但馬守の許(もと)には、ひとりの女性と、ひとりの甥(おい)とが、どっちも、懸(かか)り人(ゅうど)として身を寄せていたのである...
吉川英治 「宮本武蔵」
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