例文・使い方一覧でみる「ざあざあと」の意味
スポンサーリンク...舷側（げんそく）から吐き出される捨て水の音がざあざあと聞こえ出したので... 
有島武郎 「或る女」
...頭の上ではざあざあと降りしきる雨の中に...
有島武郎 「或る女」
...ざあざあと降つてゐる...
アルチバシェッフ・ミハイル・ペトローヴィチ Artsybashev Mikhail Petrovich 森林太郎訳 「死」
...倒（さかさま）にざあざあと船さ目がけて突蒐（つっかか）る...
泉鏡花 「海異記」
...海水にいつもざあざあと洗われているものもあれば...
海野十三 「恐竜島」
...ざあざあと、気味のわるい音が、この戦車の壁の外でする...
海野十三 「地底戦車の怪人」
...ざあざあと漏（も）り入る雨（あま）もれをお受けになり...
鈴木三重吉 「古事記物語」
...時々波の音が思ひだしたやうにざあざあと聞えた...
田中貢太郎 「あかんぼの首」
...雨がまたざあざあと音をたてて降って来た...
田中貢太郎 「馬の顔」
...俄かにざあざあと降る雨の音が聞えてきた...
田中貢太郎 「続黄梁」
...雨はざあざあと音を立てて降っていた...
田中貢太郎 「太虚司法伝」
...助からんこともない）浪（なみ）の音が穏かにざあざあと云うように聞えて来た...
田中貢太郎 「海嘯のあと」
...瀬に砕ける流れの音がざあざあと鳴るばかりで...
田中貢太郎 「魔王物語」
...彼女はざあざあと云う雨の音を聞くと慄然（りつぜん）とした...
谷崎潤一郎 「細雪」
...天からざあざあと直瀉（ちょくしゃ）する喧囂（けんごう）の中に...
谷崎潤一郎 「秘密」
...雨が又ざあざあと降った...
夏目漱石 「それから」
...ざあざあとうるさい...
フレッド・Ｍ・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...急ぐんだよ――大いそぎ」「お出掛け？」と、台どころから言うと、「うん、出かけるのさ、ちょいとめかして出かけたいのだよ」小さいながら、檜（き）の香の高い、小判型の風呂が、熱くなるのを待ちかねて、乱れかごに、パアッと着物をぬぎすてると、大ッぴらに、しんなりとしていて、そして、どこにか、年増だけしか持たないような、脂（あぶら）ッ濃（こ）さを見せた全裸に、ざあざあと、湯を浴びせはじめるのだった...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
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