...弁舌さわやかになりたかった――が...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「かもめ」
...急に彼は心がさわやかになった...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...さわやかに晴(は)れわたった日でしたが...
フョードル・ドストエフスキー 神西清訳 「百姓マレイ」
...放課の鐘がさわやかに鳴り響いた...
南部修太郎 「猫又先生」
...よい布のすれあふ音をさわやかにさせながら...
新美南吉 「百姓の足、坊さんの足」
...さわやかに動く舌の根はどうも素人育ちではありません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...さわやかに動く舌の根はどうも素人育(しろうとそだ)ちではありません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それに比べるとアトリエの空気のほうがまだしもさわやかに思われた...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...ふっくらとした頬(ほお)の感じがひどくさわやかに見えた...
本庄陸男 「石狩川」
...一つさわやかに騒ごうか」と...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...殺して見ればいいんだ! ハハ! ハハ! (さわやかに...
三好十郎 「冒した者」
...残月のあるころで落ち着いた空の明かりが物をさわやかに照らしていた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...爪音(つまおと)もさわやかに弾き出した...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...手に取るとさわやかに川水が匂うようであった...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...あとのことばをさわやかにつづけた...
吉川英治 「神州天馬侠」
...音(ね)もさわやかに吹いているのだった...
吉川英治 「神州天馬侠」
...風がさわやかに吹いていた...
吉田甲子太郎 「秋空晴れて」
...儀式らしく、朗(ほが)らかに、さわやかに、彼は兄貴のフェリックスの後(うし)ろへ並んで立つ...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??