...さわやかにもたげた頭からは黄金の髪(かみ)が肩まで垂(た)れて左の手を帯刀(おはかせ)のつかに置いて屹(きっ)としたすがたで町を見下しています...
有島武郎 「燕と王子」
...見る/\眼も晴れ聲もさわやかになつたも理である...
伊藤左千夫 「古代之少女」
...あすの朝は気分(きぶん)もさわやかになるだろうから……」博士は親切(しんせつ)にすすめた...
ハーバート・ジョージ・ウエルズ 海野十三訳 「透明人間」
...みよ、この時、髣髴(ほうふつ)と迫(せま)ってくるものは、水天青一色、からりと晴れ、さわやかに碧い、みじんも湿(しめ)りッ気を含(ふく)まぬ、おおらかな空気のなかに、真ッ白い国が浮びあがってくる...
田中英光 「オリンポスの果実」
...心さわやかに身こゝろよし...
種田山頭火 「行乞記」
...気をさわやかにするくらいにはじゅうぶん空を見ることができ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...残暑は全く去って単衣(ひとえ)の裾(すそ)はさわやかに重ねる絽(ろ)の羽織の袂(たもと)もうるさからず...
永井荷風 「雨瀟瀟」
......
長塚節 「長塚節歌集 下」
...すべてのものの息の根に迫るやうにさわやかに響いた...
「修道院の秋」
...よい布のすれあふ音をさわやかにさせながら...
新美南吉 「百姓の足、坊さんの足」
...さわやかに動く舌の根はどうも素人育ちではありません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...それに比べるとアトリエの空気のほうがまだしもさわやかに思われた...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...いかにもさわやかに立っている三重塔のほうへ僕たちを促した...
堀辰雄 「大和路・信濃路」
...冬がすぎて寒いながらも素足のたたみざわりがさわやかに思われて来たりする...
宮本百合子 「故郷の話」
...殺して見ればいいんだ! ハハ! ハハ! (さわやかに...
三好十郎 「冒した者」
...手に取るとさわやかに川水が匂うようであった...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...日ならぬうちに気分もさわやかになった...
吉川英治 「神州天馬侠」
...旗鼓(きこ)さわやかに...
吉川英治 「新書太閤記」
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