...波打際(なみうちぎわ)がさわがしい...
海野十三 「恐竜島」
...さわがしいようですね...
江戸川乱歩 「宇宙怪人」
...あまり、さわがしいので、先生たちも、校庭へ出てこられましたが、先生にもわけがわかりません...
江戸川乱歩 「怪奇四十面相」
...正造は自席にあって黙々とさわがしい周囲を眺めていた...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...さわがしい町である...
太宰治 「津軽」
...いかが?」どうも、さわがしい...
太宰治 「パンドラの匣」
...さわがしいので何をいっているのか聞くことができなかった...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「偸桃」
...鴉と子供人を葬るところ梅の花・墓場へみちびくみちの落葉鳴らしゆく落ちてそのまゝ芽生えた枇杷に枇杷・ぼんやりをればのぞいては啼くはひたたき・さびしさのはてのみちは藪椿・風に木の葉のさわがしいさうろうとしてゆく・夜ふけの餅のうまさがこんがりふくれ・枯れたすゝきに日が照る誰かこないかな黎々火君に秋田蕗二句蕗の芽もあんたのこゝろ・あんたのこゝろがひろがつて蕗の葉二月十七日あたゝかい...
種田山頭火 「其中日記」
...ぎやおぎやおとさわがしい音がしたときには...
新美南吉 「百姓の足、坊さんの足」
...さらに カケスが 下の森で さわがしい...
ベアトリクス・ポッター Beatrix Potter 大久保ゆう やく 「きつねめさんのはなし」
...雨の中をさわがしい響をたてて走つてゆく乘合馬車の中で...
堀辰雄 「燃ゆる頬」
...さわがしいものとか...
牧野信一 「淪落の女の日記」
...あふれるばかりゆたかな、いっさいの芸術の博物館であり、南国の近代的大都市であるロオマを、さわがしい、めまぐるしい、熱い、さかしい生活にみちていながら、それでもあたたかい風が、東洋の蒸暑いけだるさを送ってくるこの都会を、廻って歩いたのである...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「幸福への意志」
...張飛のさわがしい性質では...
吉川英治 「三国志」
...ものさわがしいばかりであったが...
吉川英治 「三国志」
...平常心のさわがしい大将でしたから...
吉川英治 「三国志」
...洛外へ行くほど逆に人さわがしい変則な奇景をいまは呈している...
吉川英治 「私本太平記」
...ただなんとなくものさわがしいので...
吉川英治 「神州天馬侠」
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