...これからさらに一層...
海野十三 「空中漂流一週間」
...その狐の眼がさらに一層意地わるく光った...
大杉栄 「続獄中記」
...それからさらに一層容易にそれをうるためには数本の砂糖楓を植えつけさえすればよく...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...今後はさらに一層勉強しなければならないと話し合ったことでありました...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...大本教主の頭髪剃り落した姿よりも、さらに一層、みるみる矮小化(わいしょうか)せむこと必せり、学問の過尊をやめよ...
太宰治 「HUMAN LOST」
...状況はさらに一層悪くなってきた...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...しかして今さらに一層の思考を凝らすときはこの絶望的の光輝も...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...さらに一層の遠大の眼を開き視よ...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...然(しか)れどもさらに一層を突進して論ずれば...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...さらに一層強く「お父さん」「お母さん」ぶりを発揮する...
永井隆 「この子を残して」
...そこへ行き着くのはさらに一層の刺戟であった...
夏目漱石 「明暗」
...さらに一層進めて...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...さらに一層安心したのはインドのことを知る将軍がたった二人しかいないからだ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「悪の帝王」
...かくのごとき修辞学の論理の構造を解釈学の論理に対してさらに一層明瞭に規定することが要求されている...
三木清 「解釈学と修辞学」
...そうしてさらに一層まれに...
和辻哲郎 「茸狩り」
...その際には我々はさらに一層の苦しみを感ずる...
和辻哲郎 「享楽人」
...さらに一層我々の注意をひくのは...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...この点をさらに一層突き詰めたのが「面」である...
和辻哲郎 「面とペルソナ」
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